こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
8月27日に、銀座のピエール マルコリーニ銀座本店で「斧屋・Ayumiのチョコレートパフェの深い話 その5」というイベントが開催されました。
パフェ評論家の斧屋さんとチョコレートジャーナリストの市川歩美による、日本で最も深いチョコレートパフェのためのイベント、第5回目です。
今回はピエール マルコリーニ銀座本店の3階を特別に貸切り、9月1日から販売となる秋のチョコレートとマロンのパフェを一足先にじっくり味わいました。
斧屋・Ayumiのチョコレートパフェの深い話、とは
「斧屋・Ayumiのチョコレートパフェの深い話」は、2019年に始まったイベントです。
パフェ評論家としてご活躍する斧屋さんと、チョコレートジャーナリスト 市川歩美による会で、チョコレートパフェに日本一じっくり向き合う、というもの。
色々と良いポイントがあるイベントですが、ひとつは、静かにひとりでパフェに向き合う時間をとっていることです。イメージは福岡の一蘭(!)です。
もうひとつは、毎回パフェを実際に製作している方(ショコラティエ、パティシエの方)をお迎えし、直接パフェの説明をしてもらい、私たちも全員が意見や感想を伝え、質問もできること。ここがとても盛り上がります。
チョコレートとパフェ、両側面からチョコパフェを考察。
休日の朝から、チョコレートパフェを深く愛する人たちが集まって最新パフェを味わい、チョコパフェの世界を一層盛り上げる、という会なのでした。
ピエール マルコリーニの新作秋パフェは「パフェ マロン&プラリネ」
9月1日から発売となる、ピエール マルコリーニの新作秋パフェは、「パフェ マロン&プラリネ」。内容については、改めて記事を書きますが、見た目はこんなパフェです。
一見、優しげな栗のパフェかな、と思うでしょう?
ところが、実は攻めているんです!詳細は別記事にて。
このヴィジュアルなので意外かもしれませんが、スパイス好きな方へは、かなり強くおすすめします。
3年でチョコパフェにも変化があった
イベントレポート記事は、チョコレートジャーナル公式レポーターで執筆者のOnoさんに書いてもらう予定なので、お楽しみに。
感染拡大の影響で、このイベントを3年休止せざるを得ませんでしたが、その間にパフェ界にもチョコ界にも変化がありました。閉店したブランドもあれば、メニューから消えたパフェもあります。
一方で、パフェは華やかに進化しています。多様性が生まれました。クラシカルなパフェとは一線を画す、凝った「攻めパフェ」も多数。
ピエール マルコリーニの季節のパフェでは、人気ナンバーワンという秋の栗とチョコレートのパフェにも「攻め」の要素が垣間見えます。
種明かしは別記事でしますが、今の空気感。
第6回もあるかも?
パフェの愛好家と、チョコの愛好家、参加者もなかなか攻めた14名。パフェを考案し、製作しているピエール マルコリーニ銀座本店の石垣さんにも、しっかり参加していただきました。
感染対策を万全にして、味わう時以外はマスクを着用。特別、銀座本店3階をチョコレートパフェだけのために(!)ピエール マルコリーニさんのご好意で、貸切にしていただきました。
「休日の朝からチョコパフェだけのために集まる」「チョコパフェに向き合い、心静かに味わう」
そのためだけの空間と時間は、パフェとチョコを愛する私たちにとって、感覚に集中でき、発見が多いというものです。
今回は久しぶりの開催なので、開催を待っていてくださったこれまでの参加者の方を中心に事前告知、斧屋さんのパフェ大学生枠と、市川歩美のチョコ愛好家枠で、公募前に満席となりました。
斧屋さんによるパフェの深い話は、すでに今年344本(本、と数えていらっしゃった)ペースでパフェを味わっているという方だけに力があり、積み重ねた経験から導き出された理論があります。私もその「捉え方」が勉強になっています。
また機会があれば、パフェの世界、そしてチョコパフェを盛り上げていくために、このようなイベントを行えればと思います。斧屋さん、ピエール マルコリーニのみなさん、ありがとうございました!
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美