こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリストの市川歩美です。チョコレートパフェに本気で向き合うイベント「斧屋・Ayumiのチョコレートパフェの深い話」を、ルノートル麻布台ヒルズ店で開催しました。ご参加くださったたくさんのみなさーん、ありがとうございました!
「斧屋・Ayumiのチョコレートパフェの深い話」ルノートル編
「チョコレートパフェの深い話」は、パフェといえばのパフェ評論家の斧屋さんと、チョコといえばの私、ジャーナリスト/チョコレートジャーナリストの市川歩美が主催するイベントです。
これまでにいくつものチョコレートパフェを探求してきましたが、久しぶりの開催となりました。

今回は、10時と13時の2部制で行いましたが、どちらも早々に満席となり、私たちのようにパフェに深く向き合いたい人が多いことがわかりました。
私は実はチョコもチョコパフェも、深く、楽しく、落ち着いて向き合いたいタイプなので、そういう人とご一緒できるとうれしいのです。斧屋さんのパフェ界隈の方も、もちろん私の読者さんやフォロワーさんも。同じベクトルというか傾向の人が集まると、心地よいのですよ。
名作チョコレートケーキの再構築パフェ 深く、静かに向き合う
この日味わったのは、ルノートルを代表する名作チョコレートケーキ「フイユ・ドトンヌ」と、ルノートル麻布台ヒルズ店限定の「パルフェ フイユ・ドトンヌ」です。
伝統あるケーキと、そこから生まれたパフェを同時に体験できる内容にしました。歴史を辿れるわけですね。

「フイユ・ドトンヌ」については、私の著書『チョコレートと日本人』(早川書房)の99ページにも書きました。時を超えて愛される名作として、ぜひ味わっていただきたい一品。
ルノートルの北川シェフの深い話
当日は、ルノートルの日本を統括する、北川シェフもご登場。それぞれのパーツがどのように作られ、どんな意図で構成されているか、丁寧な解説があり、一見シンプルに見えそうなパフェの深さを感じられたはず。
エスプーマで繊細につくられた軽いクリームや、メレンゲの軽さをどう作るか。メレンゲをどう並べるか、手作りのコポー、そしてソース、聞けば、ぜんぜんシンプルではありません!
「チョコレートパフェの深い話」参加者さんも深い
斧屋さんの「パフェ大学」の学生さんや院生さん、そしてチョコレートファンが集まり、さすが、意識高しーー。知的で深い質問が飛び、内容の濃い、有意義なひとときでした。

笑い声も時折響いたりして、終始よい雰囲気。パフェを語り、感じる楽しさを共有できました。
ルノートルのみなさんに感謝
そして、ルノートルのスタッフのみなさんに感謝。20個ものパフェを一斉に仕上げてくださり、お茶もケーキもきれいにサービスしてくださり。ルノートル麻布台ヒルズ店のチームの見事な連携と美しい動きに感動しました。本当にありがとうございました。
また「深い話」を

「チョコレートパフェの深い話」の開催は不定期ですが、また機会があれば。
常連さんも、皆勤賞の方もいるのは、きっとここまでチョコレートパフェをじっくり堪能できる会って、なかなかないからだと思います。感覚が近い方、同じベクトルの人が集まるけれども、個々にじっくり落ち着いてパフェに向きあえるからでもあるでしょう。
チョコレートイベントも考え中
チョコパフェのイベントだけでなく、同じ感覚の人が集まって、良い環境でチョコレートを味わい、語る場を、チョコレートの世界でも開けたらなーと考えています。

なんというか、感覚のあう素敵な方ばかりが集まるのがいいんですよね。環境はとても大事です。
またなにか企画したら、いつものようにチョコレートジャーナルやSNSで告知しますね。ぜひご一緒しましょう。どうぞお楽しみに。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美