おうちチョコが「新しいチョコの日常」に
緊急事態宣言が全国で解除されて、初めての週末。いかがお過ごしでしたか?チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
外出自粛の間に 「今だからおうちでチョコ」と題して、多くの自宅で楽しめる私のおすすめチョコ&楽しみ方「おうちチョコ」を紹介してきましたが、いかがでしたか?
新しいチョコの日常「おうちチョコ」のメリット
▲アルザスで一目惚れして買ったマイデミタスカップ&ゴディバの夏の新作
おうちでチョコを楽しむ機会が増え、インスタグラムなどで、多くのチョコレートファン、人気ブランドが#おうちチョコ 投稿をしています。
ブランドごとに提案する「おうちチョコ」のスタイルがあり、#なしの投稿も含め、ぐっと増えたおうちチョコ投稿からは、普段の生活を楽しく彩るヒントがあります。
私自身も、4月7日からの外出自粛で、改めて「おうちチョコ」の魅力がわかりました。たとえば
- リラックスして味わえる
- ベストな温度と状態で玄関まで届けてもらえる
- オンラインショップ限定のチョコレートがある
- 送料と交通費&移動などの時間コストを比較するとかなりエコ
私はだいぶ長いチョコレート愛好家&チョコお取り寄せ愛好家ですが(昔はFAXとかだったなぁ、、)改めて考えることもなく、メリットに無意識でした。
でも、よく考えると大きな利点です。他にも
- チョコレートに集中できる
- 落ち着いているのでチョコレートの味がよりわかる
これらは私が仕事のうえで大切にしている点で、つまりチョコレートを大切にできます。
実際、外出自粛の時期を機に、初めてブランドのオンラインストアのアカウント作った方もいます。(私の「おうちでチョコ」特集記事から、初購入しました〜というフォロワーさん、読者さんが多かったです!)
「おうちチョコ」は今後、チョコの楽しみ方の一つとして、再認識されたのではないでしょうか。
チョコレートとの出会いの場に心地よさを
チョコのジャーナリストとして仕事をするうえでの話もしますと、これはいろいろなところで書いたり話したりしていますが、私はそもそも人混みが苦手です。(実はそういう人って周囲には多いんですがみなさんはどうですか?)
テレビのロケなどの仕事は、どんなに混雑していようが大丈夫。チョコを味わい、出会うことが目的ではないのでどんな環境でも全然問題なしですが、チョコと向き合う、知る、が目的となると、私はですが、ほぼ、無理です。もちろん楽しくて賑やかでいいんですけどね。チョコを知るための場所には不向きです。
これも仕事のうえでのお話なんですが、発表会なども、人が多すぎると、実はものすごく疲れるうえに、集中もできません。
もしかすると今後は「新作発表」等も、ぎっしり会場に数を集め、ちょっとつまんで食べてもらって、あちこちで写真を撮ってもらってインフルエンサーさんにポストしてもらう、という旧来のスタイルから、時代にあわせた「人やものに省エネで心地よい」、一層ポイントおさえて、効果的かつ合理的な、洗練された形がありうると思います。
とはいえ、リアルは大切ですから、集まるならそれこそソーシャルディスタンスが取れ、パーソナルスペースをキープできる、など無理のないスタイル、など。
あらゆる「集まり」にも言えそうですね。既にそういうご提案や、スタイルに触れると、私自身、とても心地よいものです。
▲おうちで4月にいただいた「ノリコ-ショコラ」(詳細は別記事で!)
チョコレート理解のために、一番良い場所はと聞かれることがありますが、それはもちろん本店です。あるいは直営店ですね。次に、百貨店や商業施設内にあるブランチショップ、催事など。これらはとても便利でうれしい出会いの場ですからね。
加えて、オンラインなどの「おうちチョコ」。外出先の非日常のリラックスと、おうちのリラックスは、性質が異なり、どちらも良いものです。
これからは「新しい日常」。「おうちチョコ」を含めた「新しいチョコの日常」がもう生まれている気がします。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美