「チョコレートと日本人」「味わい深くてためになる 教養としてのチョコレート」

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あけましておめでとうございます。チョコレートジャーナリスト、コーディネーターの市川歩美です。読者のみなさん、フォロワーのみなさん、そして関係者のみなさん。昨年もありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年書いた本が昨年末と、今年1月に出版されます。ぜひ読んでくださいね。新書と文庫ですので、な、なんと、2冊買っても2000円程度なのです。すごい。ビーントゥバー価格で、賞味期限はありません。自分でいうのもなんですが、お値段以上です。本当に……。

目次

早川書房「チョコレートと日本人」(ハヤカワ新書) 


バレンタイン、カカオ効果、高級チョコ、コンビニスイーツ……
なぜ日本人はチョコレートに熱狂するのか
伝来から最新形までチョコレートジャーナリストが解説!

過熱する新商品の開発、1日1億円以上を売り上げる百貨店催事、「誰かに贈る」から「自分用チョコへ」……日本のバレンタインデーは世界でも類を見ない盛り上がりを見せるが、それはなぜか。また、児童労働などのカカオをめぐる世界的な問題と、カカオ消費における新たな潮流、生産から販売までの全工程を担う「ビーントゥバー」とは何か。チョコレートジャーナリストである著者が、文献調査と有名ショコラティエや関係者への取材を軸に、日本人とチョコレートの歴史、現在、そして未来を語る。

【本書の内容の一部】
●バレンタインデーは森永製菓の懸賞企画で日本に普及した。
●バレンタイン催事で大手百貨店では、1日1億円以上を売り上げることも。
●生チョコは1986年に、平塚市の洋菓子店で誕生した。
● 海外メーカーのマーケティング担当者いわく、「日本の消費者が、世界一厳しい」。
● チョコレートを食べて鼻血が出るのは日本人だけ!?
●ゴディバのチョコレート飲料「ショコリキサー」は、日本で1日平均1万杯以上売れている。
●2010年に約20億円だった高カカオチョコレートの国内市場は、2024年には約280億円にまで成長。

「味わい深くてためになる 教養としてのチョコレート」(知的生き方文庫)

日本唯一のチョコレートジャーナリストが伝えたい
世界中で愛されているチョコレートの「意外な秘密」!

一粒のチョコレートには、こんなにも魅力的な物語と歴史が秘められています。

●カカオの品種によって味が変わる?
●昔のチョコレートは、飲み物で薬だった
●美味しさの秘訣は「カカオバターの融点」
●日本で最初に食べたのは、長崎の遊女!?
●なぜ、バレンタインにチョコを贈るようになった?
●老化を防ぐ「カカオポリフェノール」
●フランスに伝わったきっかけは、チョコ好き王妃の結婚!?
●「生チョコレート」は日本で生まれた!
●コロンブスとカカオの意外な関係

身近なのに意外と知らないチョコレートの教養、健康効果、歴史、カカオの謎を、
チョコレート専門家がわかりやすく解説します。

チョコレートの本当の姿や素敵な一面を学べる一冊です。

本を書いたこと

昨年は本を書いていました。とても有意義で特別な体験でした。

先輩著者のみなさんには「それは大変なことです」とおっしゃっていただきましたが、今回は同時に2冊執筆しました。2冊手にとるとわかると思いますが、しっかり書き分けています。経験をもとに取材を重ね、チョコレートへの感謝をこめ、日本人として日本のチョコレートの未来のために魂を込めました。

作業量が多いときに、ヨーロッパの出張が重なって仕事量が膨大だったせいもあるかもしれませんが、私の2冊の本がゲラになった段階で帯状疱疹を発症してしまって、実はしばらく痛みで動けないほど大変な状態でした。実は今も完治していません。(これは声を大にして言いたいです。みなさん、帯状疱疹には気をつけて!)

痛くて唸ってばかりいましたが、本が形になり、手にしたときの喜びと充実感は、言葉にできないほどのものでした。編集者さんと何度も話し合い、励ましていただきながら、私は「読者の方に絶対に1円も損をさせない」「価格以上の価値を届けたい」という思いで書いてきた日々が、本を手にするたびに蘇ります。

本を書くことは、自分の思いや知識を未来へつなげること。多くの人の思いものせました。多くの人の手に届きますように。そして時を超え、遠くまで羽ばたいていってくれますように。

追伸:「チョコレートと日本人」のご感想を続々といただき、うれしいです!あらゆることを考慮して書いていますので「そこを読みとってくださったか」というご感想は著者としてぐっ、ときますね。みなさんのご感想は、随時インスタグラムのストーリーに上げさせていただいています。ぜひ私のアカウントにメンションをつけて、ご投稿くださいね。楽しみにしています。

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