こんにちは。チョコレートジャーナリスト、コーディネーターの市川歩美です。みなさん、お元気ですか?
今年12月に、私の本が出版されることになりました!
チョコレートと日本人
日本のチョコレートシーンは独自の進化をとげています。意外と私たちは、自分の国のチョコレート文化について知らないことが多いことが多いはずなのです。
日本語で書いた、日本のチョコレートについた本。
日本のチョコレートの歴史や、バレンタインの歴史、そしてカカオにまつわる今、さらに社会的な側面を交えています。多くの方にとって、少しでもベースとなる知識になれば、との願いで、独自取材をまじえて書きました。
「もう予約しました!」というフォロワーさんや、関係者の方がいらして、心から感謝しています。
日本のチョコレートの歴史や、多くのチョコレート・カカオ関係者の方々も登場。スターショコラティエのエピソードも満載。もう少ししたらまた内容をご紹介しますね。
日本独自のチョコレート文化を知る
日本人はなぜチョコレートに陶酔するのか? そしてチョコレートを取り巻く「甘くない」現実とは
世界に類を見ないチョコレートの盛り上がりを見せる日本のバレンタインデー。メディアの報道、1日1億円以上を売り上げる百貨店催事、生チョコや高級チョコレートブーム、ビーントゥーバーの台頭を経て、カカオが抱える世界的な問題に眼を向ける日本のチョコレート業界。日本のチョコレートをめぐる歴史と未来を語る。
(早川書房のサイトより)
またどこかで話したいと思っていることでもあるのですが・・・ちょっと書きますね。
私はもともとチョコレートに関しては愛好家でした。プロとしての仕事は別にあり、チョコレートが大好きだったため、チョコに詳しい愛好家として情報発信をスタートしました。そこから20年ほどがたっています。
私を昔から知っている人には説明するまでもないのですが、そもそも私は歴史ある媒体で、企画・制作・ディレクションを長く手がけてきた人です。ある時、モードを切り替えました。このベースをいかし、大好きなチョコレートとカカオを「テーマ」に据え、「仕事」の領域に明確に持っていく。そうしたら、私は実は、ぐっと気持ちがラクになりました。やっと自分らしくなったなー、みたいなですね。
そうして前職のごとく動きはじめると、私も変わり、もうぜんぜん異なるものごとが見えてきます。
表には出していませんが、数えきれないほど多くの方を取材し、話し、味わい、取材やリサーチを重ねています。そんな中で、多くの関係者さんはご自身のブランドやフィールドに限った情報以外は、意外とご存知ないことが多いものなのだな、という現実にも気づきました。ああそうなっていたのかー、みたいなですね。
みなさんの専門性はもちろん尊敬に値しますが、一歩引いた視点で広く全体を見渡し、PR目的ではない情報発信ができる立場になければ、絶対にできないことがあるのです。
こういう視点でがっつり語り合える方は、実はチョコレートの世界にはいらっしゃらなくて、むしろ、私が関わる、尊敬するメディア関係者の方、別の分野で活躍されている方、全く関係ない業界の方などが時々「めちゃくちゃわかります」などと盛り上がってくださいました。そんなこんなで変わらず活動している中で、ある時私にお声をかけてくださったのが、早川書房の編集者さんです。
チョコレート関係のみなさんにお届けしたい
これもまた改めて書きたいと思っていますが・・・
読んでいただきたい方のことです。
ぜひチョコレートのビジネスに関わるみなさんに読んでいただきたいです。これまでに「私、まだ何もチョコのことわかってないんです。あゆみさん、これから色々教えてくださいませんか」等と何人の方に、お声をかけていただいてきたことでしょう……。
そんな方々の役に立つ本です。作り手の方も企業でチョコレートを扱っている方も、長い経歴の方も、最近仕事を始めた方も、ぼんやりしていることや知らないことがきっとあるのです。
あとは一般の方にも、チョコレートに興味があるみなさんには、どなたでも、ぜひ。
多くの方の手にとっていただける、リーズナブルな新書です。この本に関しては私は、全くといっていいほど「自分」を向いていません。みなさんの方を向いています。「みなさんを豊かにする」(感性のうえでも知識のうえでも)ことを願って、それを趣旨にしています。
そしてそして、実はもう一冊、文庫も出版することになっていますのでこちらについては、次回!
いくつかメディア監修の締め切りがありますので(この時期は毎年)今日はこのへんで。
フォロワーのみなさん、いつも本当にありがとうございます。またおちついたらインスタライブとかも、しますね。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美