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スイスチョコレート「カノニカ 」がビーントゥバーを始めていた(ジュネーブ)

2022/09/17
 
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こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。

2019年9月です。ジュネーブ取材中です。

カノニカ にて。

ジュネーブ、大好きなんです。今ここにいられて幸せ。

前回ここを訪れたのは、2年前の6月。レマン湖のほとりの、美しく豊かなこの地には、様々なチョコレートショップ、老舗チョコレートブランドがあります。

前回取材時の、私の記事はこちら↓

スイス・ジュネーブのお土産に!おすすめのチョコレートブランド8選
(text 市川歩美)*スイス ジュネーブのお土産に最適なチョコレートブランドをまとめて紹介

あれから、ジュネーブはどうなったのか、ということで久々の、再訪です。

スイス CANONICA(カノニカ)について

 

スイスのジュネーブ、というと、日本人が思い出すチョコレートの代表格は「ジュネーブの石畳」でしょう。「ステットラー」が有名です。実は他にも多くのチョコレート店が、独自の「ジュネーブの石畳」を作って販売しているのが、街を歩けばわかります。

チョコレートで有名なジュネーブで、今回私が、訪れたかったのが、2年前にも取材した「CANONICA(カノニカ)」です。ハンドメイドで美しいボンボンショコラを作っていたブランド。

↓の記事を参考にしてください。
スイスで出会ったCANONICA(カノニカ)チョコレート
*記事内のニヨンのショップは閉店。店舗情報は都度ご確認ください。

前回取材時に、「次のステップとしてこれからは、カカオ豆からのチョコレート作りを始めたいと話していたのが印象的だったのでした。

 

カノニカのロマーニュシェフがビーントゥバーチョコレートを作っていた!

 

……あれから、本当にビーントゥーバーを作っているの?

わくわくしながらお伺いしたアトリエで、彼らはなんと、本当にカカオ豆からチョコレートバーを作っていました。

▲カカオ豆からチョコレートを作るサミュエル・ロマーニュシェフ

アトリエに、カカオ豆をチョコレートにするために必要な機材が揃っていました。

そして、ロマーニュシェフです。前回訪問時より、すっかりなんというかビーントゥバーを作る人的というか、クラフトチョコレートの職人さん的に雰囲気が変わっています。

もちろん今も、ボンボンショコラを作っていますが、踏み込んで、カカオからのチョコレート作りをはじめたわけです。有言実行だった!

どんなチョコを作っている?

「カノニカ 」では、現在、ペルー産、カメルーン産、ホンジュラス産カカオを厳選してアトリエに入れ、チョコレートバーに仕上げています。

カカオから作ったチョコレートはボンボンショコラには、現在使っていません。チョコレートバーとして数種類が販売されています。(ジュネーブでは販売されていますが、日本での販売はありません)

カノニカのビーントゥバーのなかで、個人的に気に入ったのは、スイスならではのミルクなどの素材を使ったもの。スイスはミルクチョコレートがやっぱりとても美味しいですね。

ロマーニュシェフによると、オリジナルのビーントゥバーを、今後も種類を増やして展開していくそう。楽しみです。

 

今後も楽しみ

 

現在、ジュネーブに「CANONICA」の直営店はなく、購入できる場所が限られていますが、一番よいのは空港です。

エアラインによっては帰りに必ず立ち寄る、空港内の、手荷物検査後にすぐに目のまえに現れるショップ「チョコレートアヴェニュー」に、たくさんのカノニカのチョコレートが販売されています。美しいボックス、きれいなチョコレート。お土産にとてもよいと思いますよ。

今回のジュネーブ訪問では、このショップに、カノニカのボンボンショコラだけでなく、ビーントゥバーチョコレートが並んでいました。スイスの若いチョコレート職人が、ビーントゥバーチョコレートに熱心に取り組んでいる姿は、現代の潮流を感じさせるものでした。

ジュネーブ観光の際は、お買い物してみてください。

詳細はスイスカノニカ の公式サイト→ https://www.canonica.com/

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チョコレートジャーナリスト  市川歩美

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