スノーとスノーチーズの違い、わかりますか?行列できる北海道のチョコ菓子

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こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。 東洋経済オンラインで記事を書きました。『北海道民が熱狂「行列ができる」2つのチョコ菓子』がタイトルです。

12月29日の早朝に公開され……

終日、東洋経済オンライン 全記事の人気記事ランキング2位、しばらく1位が続いていたんです。凄い!

読者のみなさん、ありがとうございます!Yahoo!ニュースなど、あらゆるポータルに拡散されています。

未読の方は、ぜひ読んでください。↓

Ayumi

上にリンクした記事から、2ブランドの違いはわかりますが、この記事にも、2つのブランドの特徴をまとめますね。

目次

[SNOW] CHEESE」(スノーチーズ)とは?

「 [SNOW] CHEESE」(スノーチーズ)」はチーズ味のチョコレートのお菓子。常設展が、大丸札幌店にあります。パッケージは、しんしんと降る雪の記憶に残る情景を表現したという、ゴールドのスタイリッシュなデザイン。

スノーホワイトチーズ


オープンから1年半たった今も、毎朝100人を超える行列ができることで知られています。代表商品は「スノーホワイトチーズ」で、商品は3種類。開店、わずか2時間で毎日のように、全品が売り切れています。

北海道がチーズの名産地であることから、チーズの可能性を追求。北海道の国内外で活躍するチーズ職人、4名が監修。チーズを使ったチョコレートをトッピングしたお菓子の美味しさが人気です。

SNOWS(スノー)とは?

「SNOWS(スノー)」は、冬季限定。新千歳空港で販売されています。
パッケージは、山の版画家として知られる大谷一良さんによる作品を起用。山の冬景色のデザインが絵本のようで、北海道の冬を感じるデザインです。

11月から今年は4月までの販売。代表商品は「スノーサンド」です。 新千歳空港内の4カ所のお店で販売されていますが、早い時間に行かないと早々に売り切れることも。ちなみに夕方立ち寄ったらスノーサンドは完売していました。

生チョコを カリッと焼いたラングドシャでサンドすることで、食感の対比が現れています。自社の放牧、酪農場で冬に採取された牛乳を使用。原材料から美味しさにこだわっています。

スノーとスノーチーズ、両方凄まじい人気

これらの情報、新千歳空港を利用する方や、 札幌にお住まいの方は よくご存知かもしれませんが、実は道内だけでなく、東京や大阪でも知られています。それは何故かと言うと、東京や大阪でポップアップ販売するたびに、数百人レベルの行列ができるからです。

なんだか買いたいけど、買えない

どうやって買ったらいいんでしょうか

というような心の声がきこえるタイプのお菓子になっているものの、いつか「よし、買いに行こう」と心に決めた日に、あるいは思いがけず、このお菓子をお土産にもらっちゃった!という方に。これまでこういう記事はありませんでしたので、情報が参考になればと思います。

記事のアクセスも大行列レベル!


ちなみに、 12月29日の早朝に公開された、私(市川歩美)執筆の、この記事。現在29日の夜23時ですが、なんと東洋経済オンラインの全記事の中でのアクセスランキングナンバーワンに輝いているのです、すごい!!

スノーチーズも、スノーも、とてつもない大行列ができるブランドですが、メディアに記事を書いても大行列、という感じ、でも当たり前ですが、記事は行列せずとも読めるので、もう一度リンクします。ぜひどうぞ。

名前、北海道発、大行列ができる

など、やはり似ている点が多いので、 私の取材によれば、かなりお菓子に詳しい方でも混乱されていました。北海道の方ですらあやふやになっているケースも。お店のスタッフさんも「よく間違えて、お客様がいらっしゃるんです」とおっしゃっていたので、再度確認してくださいね。

スノーチーズとスノーの違い・まとめ
スノーチーズは、チーズの味のお菓子で、札幌大丸店に常設ショップがあり、毎朝100人超えの行列
スノーは、放牧された牛のミルクを使った冬限定のお菓子で、新千歳空港の4ヶ所で販売、大人気

札幌取材こぼれ話(うれしかったお話)

Instagramにも書いたのですが、取材こぼれ話です。大丸札幌店取材の時に、私に「クリーム&エダム」をプレゼントしてくださった方の話。

大丸札幌店のスノーチーズのための行列

私が朝9時から、大丸札幌店を取材をしていたとき、お母さまとふたりで並んでいた女性がいて、お話しました。私が「東京から来たんです」などというと、そうなんですね、などとおっしゃり、親切に質問に答えてくださいました。

お店のドアは10時にオープン。行列はゆっくり動き出します。30分後くらいでしょうか、お買い物を終えたその女性が、私を見つけて声をかけてくれました。

「あの、東京から来たのに、買わないで帰るんですか」

私は「はい、もちろん、お客様が優先ですから」と言いました。すると「そうですか」といって、しばらくその場を離れ、走って私のところへ戻ってきて

「これ、食べてください」

と、紙袋を手渡してくれました。ゴールドの袋の中は「クリーム&エダム」。お母さまと1時間も並んでようやく買った、スノーチーズのお菓子です。

そのとき、うれしくて撮った写真

私は、いいですよ、そんな大切なお買い物を、と何度も申し上げたのですが「東京からきたのに、食べてほしいですから」などと言って、私がお支払いしますといっても、お名前やご連絡先だけでもとお願いしても

「いいんです、いいんです」とやさしい笑顔。

そして「記事ができたら探して読みますね」と言ってくれました。

ダウンジャケットを着込んでいても、札幌の地下道は冷え込みます。私は、何もあたたかいものを飲んだり食べたりしていないのに、あたたかさに包まれていました。そのぬくもりは心にじんわりと広がり、やさしい感情になりました。

思ったんですけど、ギフトってこういうものなのかもしれませんよね。

いつまでも心に残り、思い出しただけで、心があたたまることがある。それを私は学ばせていただきました。札幌にお住まいとおっしゃったあの方が、いつかこの投稿を読んでくださるといいなぁと思います。ありがとうございました。

そして、札幌取材でおしゃべりしたみなさま、楽しかったです。

名古屋からきたという男性グループの方々や、釧路からきたという「彼女にプレゼントしたい」と話す笑顔の男性。「お正月に帰ってくる息子のお嫁さんにプレゼント」と並んでいた、70代のお父さま、お母さま。お正月はきっと、楽しくご家族でお過ごしですね。空港でおしゃべりした、客室乗務員のおふたりも、お元気でしょうか。

滑って転ばずにすんだ

滑り止用砂をご自由にお使いくださいとは??と立ち止まった東京在住の私

ガーナから帰国後、2週間で札幌でした。ガーナの暑さから一転、平均気温が35度以上も低く、街は雪景色。

道で、いきなり凍った雪に足を取られ、滑って転びそうにもなりましたが、街を歩き回るうちに徐々に慣れ、札幌の地理への理解も深まりました。次は、もう少し時間をとって、札幌へ行きたいと思っているところです。

チョコレートジャーナリスト 市川歩美

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