こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
仕事で福岡へ行き、福岡空港にあるピエール・エルメに立ち寄りました。
そうなんです。先月、沖縄取材のときに那覇空港のピエール・エルメへ立ち寄ったら、限定メニューがおいしかったので、ぜひ福岡でも！と思ったわけです。（前回のピエール・エルメ 沖縄空港の記事はこちら）それでは、レポートします。
ピエール・エルメ 福岡空港の場所は？
ピエール・エルメ 福岡空港は、国内線旅客ターミナルビルの3階にあります。
2021年4月にオープン
アクセスはとてもカンタン。私は、帰りに寄りましたが、地下鉄「福岡空港」駅を降りて改札を出たら、すぐエレベーターがあるので、３階にあがってください。そのフロアにピエール・エルメがあります。
出発保安検査場がある２Fから見上げるとお店が！
エスカレーターを降りれば、すぐに出発保安検査場がある２Fなので、出発前ににも安心感があります。
上質なソファーでゆったり
「ピエール・エルメ 福岡空港」は、広々したブティックです。自然光が入る心地よい店内。テーブル席、カウンター席などが20席以上も。
そんな中、私がすばやく目にとめたのは、このソファー席です。このブティックはソファーがあるのがうれしいところ。座り心地はもう、最高です。運よく座ることができました。
立派なこのソファーは、日本一の家具生産地として知られる、福岡県大川市で70年間家具を作り続けている「モリタインテリア工業株式会社」によるもの。
グレーの柔らかな革が使われ、腰を下ろすとすっぽりと身体がうずまって、旅の疲れが癒えていくようです。ふうー。
空いていたらラッキー、みなさんもふうーと座ってみてください。私はここで福岡限定メニューのソフトクリームをいただくことにしました。
福岡限定「バニラのソフトクリーム アーモンドメレンゲのトッピング」
ピエール・エルメ 福岡空港の限定メニューは「バニラのソフトクリーム アーモンドメレンゲのトッピング」です。チョコレートのトッピングがあって、チョコ好きの私はうれしい！
ソファーのテーブルに届いたのは、赤いマカロン生地がかわいらしく映える、おいしそうなソフトクリームです。
これこれ、この味。沖縄と同じく北海道産ミルクを使用したミルク風味の濃いソフトクリームです。
一口スプーンで味わった、その瞬間が至福。「おいしいなあぁ」と旅のつかれが、ひゅーんと飛んでゆく感じ。
それにしても特筆したい、ピエール・エルメのアーモンドメレンゲ＆オリジナルの濃厚ソフトクリームの相性。組み合わさると何倍も双方が美味しいです。
この相性はつくづくすごいねー、と見えないだれかに語りかけたいレベルかも
ピエール・エルメ 福岡空港の店長・今井さんによると「ソフトクリームとの相性とともに、メレンゲと、キャラメルチップの食感がしっかりありますので、クリスピーさを楽しんでいただけると思います」とのこと。
カリっとしたキャラメルチップ、サクっとしたアーモンドのメレンゲは、最後にソフトクリームとやわらかに溶け合ったときもおいしい。ぱりっ、と薄いビターチョコレートは、ビターなアクセントにも。
屋台があるのは福岡のブティックならでは
福岡らしく、このブティックには屋台が置かれています。実際に使われていた屋台を、白くペイントしたというもの。
近づくとタイヤのあたりから本物とわかります
「この福岡空港のお店のオープン前に、福岡のポップアップショップで使われていた屋台です」と店長の今井さん。
福岡は、天神・中洲地区などに、戦後の復興の象徴ともいえる屋台の文化を残しています。近づいてよく見てください。福岡の文化と歴史が感じられることでしょう。
近くで博多ラーメンがたべられる
ちなみに、このブティックのすぐそばには「ラーメン滑走路」という、福岡のラーメン店が集まったエリアがあります。
福岡名物の豚骨ラーメンを召し上がったあと、デザート＆カフェタイムに出かけるのも良いかもしれません。少しだけ余分に空港のための時間をとっておくと、この広々としたブティックでリラックスできます。
最近、国内の空港にあるピエール・エルメで、ブティックの地域らしさを発見しつつ限定品をいただく、という楽しみを見出していますので、また仕事で空路を利用するときはピエール・エルメへ立ち寄り、みなさんにレポートしたいと思います！
text＆photo
チョコレートジャーナリスト 市川歩美
