こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
有名なお菓子のブランド「ヨックモック」の語源は、スウェーデンの小さな村だと、ご存知でしたか?市川歩美が、東洋経済オンラインで書いた記事をリンクします。
ヨックモックの語源はスウェーデンの小さな村
人気お菓子ブランド「ヨックモック」の語源をご存知でしょうか?実は、ヨックモック、とはスウェーデンの小さな村の名前なのです。
かわいらしい響き。すっかり日本人の間では、美味しいお菓子とリンクしていますよね。
これは実は、ヨックモックの創業者・藤縄則一氏が訪れた、スウェーデンの「JOKKMOKK」という村で受けたもてなしに由来します。その地のお菓子のおいしさとおもてなしのあたたかさ。その感動が社名になっているのです。
ヨックモックとはどんな村?
「ヨックモック」は、スウェーデンの首都ストックホルムから約800km北にある。北極圏にある人口約5000人の小さな村、町ともいえるかもしれません。
冬の最低気温はマイナス20度にもなります。
冬はオーロラツアーや、400年続く北欧最大のウィンターマーケットを訪れる観光客でにぎわい、夏は美しい川や湖でのスポーツも盛ん。
地名の「JOKKMOKK」はサーミ語(北欧のラップランドに住む民族サーミ族の言語)で「川の曲がり目」を意味する。水力発電を主産業とし、今もスウェーデンの全電力の25%をヨックモックが供給しています。
そのほか、詳しくは、東洋経済オンラインで書いた記事を読んでください。↓
東洋経済オンライン「ヨックモック」日本人が意外と知らない源泉(text 市川歩美)
ヨックモック提供の、貴重な写真もまじえて書きました。ぜひご一読ください。
ヨックモックは海外でも人気
スウェーデン村がブランド名のルーツにあるヨックモック。 日本では、クッキーやチョコレートなど、様々なアイテムが人気ですが、実はヨックモックはグローバルに知られたブランド。
クッキーは海外でも人気です。
台湾でも人気があり、今月17日に台南市で行われた、台湾の女優リン・チーリンさんとEXILEのAKIRAさんの結婚式・披露宴では、招待客へのお土産はYOKUMOKU(ヨックモック)のクッキーの詰め合わせだったそうです。
この背景には、台湾の習慣があります。台湾には、結婚式のとき招待状一緒に、お菓子を贈る習慣があり、伝統的には、囍餅(シーピン)と呼ばれるお菓子が選ばれてきたものの、近年はクッキーも多いそう。
今では、海外でも人気のヨックモック、です。
チョコレートとも深い関わりがあるヨックモック
東洋経済オンラインの記事には少し書きましたが、実はヨックモックはチョコレートと深い関わりがあります。もともと創業者は、チョコレートを製造・販売するブランドを目指したのです。
歴史を紐解けば、かつてチョコレートを作っていたブランド。 ヨックモックには、クッキーにチョコレートをコーティングしたアイテムもありますし、チョコレートを使ったお菓子やケーキもあります。いずれもおいしいものばかりですね。
ヨックモックのチョコレートに特化して、また情報をお伝えできれば、とも思っています。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美