(2018年6月28日に書いた記事の転載です)
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
2018年6月28日です。いま、パリで書いています。お元気ですか?
パリは暑くて、チョコレートが溶けそうなほどです。今調べたら、パリは27℃、東京は26℃。パリ在住の方によると、パリでこの時期にこの気温は珍しいそう。
太陽が眩しく、青空が広がるパリ。今日は、ジャン=ポール・エヴァンシェフにお会いしていました。
ジャン=ポール・エヴァンシェフと、パリでご一緒に
ジャン=ポール・エヴァンのパリのブティック。今回はすべて回り、エヴァンシェフとは2店舗でお会いしました。
エヴァンシェフとは、日本やパリの別の場所では何度かお目にかかっています。でも、パリのブティックでお会いするのは初めてで、新鮮。
ジャン=ポール・エヴァンの最新店・サントノーレ店
パリのサントノーレに今月オープンしたばかりの新店舗です。
キラキラ!
以前は、ヴァンドーム店にサロンがありました。でもサロンがクローズしてから、しばらくパリにサロンのあるブティックがなかったため、久しぶりのサロン併設店です。
サロンは今のところ、扉のむこうの隠れ家的な場所にあり「今度はセミナーや小さな集まりなどに使うかも、あるいはサロンにするかもしれません」とのこと。エヴァンさんから直接伺いました。
ジャン=ポール・エヴァン氏がビーントゥバーを試作
今回は、カカオ豆からのチョコレート作りの取り組みを拝見しました。アトリエに機材を揃え、エヴァン氏はご自身であらゆる試作をしています。
プロセスを見せてくださいました。
厳選されたカカオ豆が、各国からパリのアトリエに集まります。焙煎の温度、時間などの、全工程をテスト。商品化のまえにまずは「カカオ豆から美味しいチョコレートをどう作るか」を研究されているところです。
いつか数量限定で、エヴァンのビーントゥバーが登場する可能性もあるかもしれませんが、実現したら美味しいことでしょうね。(すでに味まで妄想)
私は、エヴァンシェフがチョコレートやカカオ豆にふれているのを、間近で見るのが好きです。なぜなら、本当にチョコレートを本当に愛している方だ、とわかるから。
カカオからチョコレートになったばかりのペーストを味わい「もうチョコレートになったよ!」と私を見て微笑んだときの、少年のようなうれしそうな表情で、私は確信しました。ショコラ大好き同士(恐縮ですが)だからでしょうか。
私も子どもの頃からチョコレートが大好きなので「チョコレートで幸せになれる人なのかどうか」は、わりとすぐにわかります。
ジャン=ポール・エヴァンのパリのチョコレートショップのことは、まとめて記事にしますので、お楽しみに。
日差しのまぶしいパリにて。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美
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