カサネオのミルクレープ ダブルショコラをおとりよせ(西麻布ドゥリエールを思い出しつつ)

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
「おいしいマルシェ」の連載で、おとりよせで楽しめる「カサネオ」のチョコレートのミルクレープについて書きました。
カサネオの「ミルクレープ ダブルショコラ」
ルエル・ドゥ・ドゥリエール(西麻布)のミルクレープを思い出しつつ
ミルクレープって、ぷつぷつぷつっ……とフォークで縦に切れていく感触が、気持ちいいですよね。薄いクレープ生地が何枚も重なり、クリームがしっとりと薄くサンドされています。
もう、何年も前になりますが、かつて西麻布にあった「ルエル・ドゥ・ドゥリエール」へよく行きました(1978年オープン、数年前に閉店、私が出かけてたのは後半)。
このお店は「ミルクレープ」が有名で、深夜までオープンしていたので、私は夜、おなかがすくと、出かけていってミルクレープを食べたり、買って帰ったりしていました。なつかしいです。
もっとさかのぼると、名古屋の放送局時代は、池下にあった「ドゥリエール」(今もあるようですが、今と同じスタイルではない様子)でミルクレープとお茶するのが、ちょっと贅沢な楽しみでした。
ミルクレープは、私の中で「素朴」ではなく、特別でした。おしゃれな人だけが集うカフェにあるケーキ。ナイフとフォークでいただく、スタイルのある存在でした。
それにしてもかつての思い出は、私の手に、今も感触としてしっかり残っていて、いまもときどき、あの、ぷつぷつぷつっとフォークで縦に切る、あの手応えを感じてみたくなることがあります。
おいしいマルシェ「ミルクレープ ダブルショコラ」
そんな私が、近年、冷凍配送してくれる、ミルクレープの専門ブランドがあることを知りました。
それで書いた記事は以下
ミルクレープの専門ブランド「casaneo(カサネオ)」の「ミルクレープ ダブルショコラ」です。
「カサネオ」というブランド名は、ミルクレープにちなんでいて、「重ねる」=カサ、そして「Neo(新しい)」=ネオ なのだそう。
あの頃、とても大人っぽかったケーキが、こんなにかわいい感じになって、手頃に買えるようになったなんてちょっとびっくり。
箱を開けたら、カットするための、ナイフ(金属ではない)が入っていました。パンフレットがわかりやすくて、かわいいです。
解凍して、カットして、お皿にのせて、自宅のシルバーでいただきました。
時代は変わりましたが、私が感じたかった、ぷつぷつぷつっと、縦にカットしていく感覚は、ミルクレープが「ネオ」になっても、健在でした。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美