こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
7月7日はWorld Chocolate Day(ワールドチョコレートデー)とされ、世界的にはチョコレートを楽しむ日です。みなさんは、ご存知でしたか?
7月7日はワールドチョコレートデー
ワールドチョコレートデーの由来は?
日本では、ほとんど知られていませんが、日本で七夕にあたる今日7月7日は、国際的には「チョコレートの日」です。
ネット上で調べただけでは、7月7日がなぜチョコレートの日か、正確なルーツはわかりませんが、一説には始まりは2009年。7月7日になった理由は「チョコレートが初めてヨーロッパに運ばれたのが、1550年7月7日だったから」とされています。
「ワールドチョコレートデー」または「国際チョコレートデー」「インターナショナルチョコレートデー」とも呼ばれ、世界各国でチョコレートが楽しまれるこの日。
実際、私にアメリカのフォロワーさんから「Happy World Chocolate Day」とメッセージが届いたことがあります。
そして、ぜひ #worldchocolateday とSNSで検索してみてください。世界中の、本当にたくさんのチョコ投稿が見つかって面白いですよ!
世界のチョコレートの日
7月7日は国際チョコレートデー。この日は世界中で広く知られているようですが、実は他にも世界には多くの「チョコレートデー」があります。
例えば、アメリカだけでもあと2つ。
10月28日は「ナショナルチョコレートデー」、9月13日は、U.S.ナショナルコンフェクショナーズアソシエーションが制定した「インターナショナルチョコレートデー」。
ラトビアでは、7月11日が「ワールドチョコレートデー」。アフリカに目を向ければ、ガーナのチョコレートデーは、日本のバレンタインと同じ2月14日です。
いずれもルーツが正確にはわかりませんが、他にもいろいろ。例えば……
7月28日はミルクチョコレートデー、9月22日はホワイトチョコレートデー、1月10日のビタースウィートチョコレートデー、12月16日「チョコレートカバード・エニシング・デー」(チョコレートコーティングをした美味しいものの日、おもしろいですね!)なども見つかります。
夏チョコの魅力は?
日本の7月7日、といえば夏ですから、夏にチョコレート?という感覚があるかもしれません。
しかし、私は、夏にこそチョコレートを楽しむべき、と思っているのです。何度もあちこちで話していますが、理由はバレンタインのような喧騒の中でなく、チョコレートにゆっくり静かに向き合え、チョコレートのおいしさをじっくり感じることができます。
夏にチョコを楽しむべき、もうひとつの理由は、夏チョコの充実。
日本のチョコレートブランドは、夏においしい限定チョコレートを、沢山販売しているのです。
日本のメーカーも優れたショコラティエも、そのセンスと技術をいかし、暑い季節だからこそ楽しめるチョコレートを発表します。これはもう、見逃すと損、といいたいレベル。
ワールドチョコレートデーに夏チョコを楽しもう
そういうわけで、7月7日は、ワールドチョコレートデー。
個人的には夏にチョコ、しっくりくるので、日本でもっと広く知られてほしい。さらに、夏のムーブメントになるとよいなと考えています。そんな理由から、日本のジャーナリストとして、こうして日本語で記事にしています。
何かの節目でチョコレートを楽しむのは、とてもよいこと。新しい発見をするチャンスとなります。お誕生日だから、バレンタインだから、そして夏は「ワールドチョコレートデー」だから!
夏チョコの発見になればうれしいし、ひんやりチョコ、冷やすと美味しいチョコ、さっぱりしたチョコ、トロピカルフレーバーのチョコなどを楽しむ日としても。
アニバーサリーや記念日、ワールドチョコレートデーなどを機に、笑顔が溢れると素敵ですし、みんなが大好きなチョコですから、しあわせな「口実」にもなります。
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ワールドチョコレートデーは、日本でも夏のチョコレートの新トレンドとして盛り上がりを見せています。
あらゆる人気ブランドが、新作を発表、夏に美味しいチョコレートやチョコレートケーキを販売し、セールやフェア、イベントを行うブランドも!ファンが見逃せない日となりました。
7月7日は、夏チョコシーズンのキックオフ。ワールドチョコレートデーから、本格的な夏チョコシーズンがスタートします。今後の盛り上がりも期待されます。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美