簡単おいしいチョコバナナトーストレシピ(市川歩美・ある日の朝ごはん)

サンフランシスコ取材から戻って、今朝は、久しぶりに自分で作って朝ごはん。ここのところ気に入っている、チョコバナナトーストの作り方です。ご自宅で作ってみてください。
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簡単・今朝のチョコバナナトースト
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。今朝ぱぱっ、とつくって、ぱぱっ、と撮った朝ごはん写真がこちら。
飾らぬ日常の写真です。細かいことはご容赦くださいね。
媒体の撮影というわけではないので、バナナもぱぱっとカットしてざっくり並べています。
最近よく食べているチョコレートトーストの作り方
「市川さんは、どんなふうに日頃、カカオやチョコをアレンジして食べているんですか?」
メディアでこんな質問をうけることがあります。
それに答えて、去年のananでが、1ページにわたって私流のカカオやチョコのアレンジ・楽しみ方を紹介しました。
シャンパンとカカオニブ&シュガーをあわせる・パンにはさむ・季節のフルーツとヨーグルトと、などですね。
よくいろいろ試していますが、日常に落とし込むとなると「簡単・おいしい・ヘルシー」でなくては、私はわざわざ朝作ったりしません。
作ったとしても継続不可では実用的ではないので、材料もすぐ入るもの、現実的なことをメディアではご紹介しています。そのうちのひとつがこのトースト、というわけです。
チョコバナナトーストの作り方と材料
では作り方。簡単すぎますが書きます。
<材料>
パンとチョコレートバーとバナナ
<使うもの>
オーブントースターと包丁とまな板
<作り方>
1 パンをオーブントースターにいれる
2 その間に今日食べたいチョコレートバーを少し割って、ざくざくとナイフで削る
3 バナナを1本スライスする
4 パンがやけたら、↓の写真のように、削ったチョコレートをのせる
するとチョコレートが余熱で溶けます。神経質に同じサイズに削らなくてOK。大きいチョコレートのかけらがあるくらいがむしろ、チョコ感があってよいです。
5 チョコレートがトーストの余熱でとけてきたところに、バナナのスライスをのせてできあがり。
(蜂蜜・シナモン・オリーブオイル・レモンなど・余裕のある方は生クリームなどお好きなものをトッピングしてもよさそう)
チョコレートはその日の気分で好きなものでOK
チョコレートは、ご自宅にあるお好きなチョコレートを。カカオ分の高いものならヘルシーですし、ミルクチョコレートもとてもおいしいです。
ちなみに、私は今朝はブノワ・ニアンのマダガスカル産カカオのチョコレートバーを使いました。
えええっ、贅沢!
と思われたあなたはチョコレート通。高価なベルギー産のビーントゥバーチョコレートですね、たしかに。
でもこのチョコレートトーストに使う分量は少しです。もちろんまずはそのままじっくり堪能する前提ですが、ずっとチョコレートバーとしていただいているより、アレンジすることで新たな発見があったりします。なので、私は惜しまずあれこれ、試します。
まず、良質なチョコレートでトーストを作る場合、そのまま味わってください。それはお願いします。
続いて、いま、よーく考えてみてください。外でこういうトースト&コーヒーをおしゃれなカフェや専門店でオーダーすると、結構なお値段になります。実は高価なチョコレートを使って家でトーストにするほうが、はるかにリーズナブルです。
カカオニブ&はちみつとヨーグルトも一緒に。
もうすこし広げて、今日の朝ごはん風景です。コーヒーはトーストを作りながらコーヒーメーカーで作れば、同時に完成。
ヨーグルトは今日は小岩井のもの。テオブロマのカカオニブの蜂蜜漬けを入れました。
ぱっと自然にとっただけの写真ですが、ひとつ余分に並べたのはメルローズのチョコレートヘーゼルナッツバターです。
砂糖が入っていないヘーゼルナッツ入りチョコレートスプレッド。甘くないので(私は甘すぎるものが苦手)気に入った蜂蜜や黒糖などとあわせてパンにのせていただきます。
オリーブオイルとゲランドの塩も最高です
パンとチョコレート、といえば。
作り方の2、の後で、オリーブオイルとゲランドの塩をのせるのも、本当に美味しいので試してください。(私はしばらくこれにはまり続けていました……)
これは、今年1月発売のananの誌面でご一緒させていただいた、作家でフレンチの料理人、樋口直哉さんによるレシピ。素晴らしいです……。
私のトーストの余熱でチョコレートを溶かす、という方法は樋口さんのレシピからヒントをいただいています。
簡単で美味しくてヘルシー。この3点セットが朝はマストですね。みなさんもよろしければ試してください。
チョコレートジャーナリスト 市川歩美