こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
ザ・リッツ・カールトン東京が2月29日に「チョコレートワークショップ」を開催。2019年9月にリニューアルオープンした「ザ・リッツ・カールトン カフェ&デリ」で、来日したリュック・エリエ氏がチョコレート・フィギュア作りをレクチャーしました。
▲Luc EYRIEY(リュック・エリエ)さん。ジャン・レノに似てる!
リュック・エリエさんは、チョコレート・フィギュアのプロフェッショナル。そして水彩画家であり、フリーのアーティストです。4代にわたりフランスアルプス地方で続くショコラティエのオーナーでエリエ家は、ヴァローナ社と1922年以来のおつき合いがあるそうです。
お会いできてすごく嬉しかったエリエさん。実は、フランスにあるヴァローナのミュージアムでエリエさんのクリエーションを見て、素敵だなあ、と長年思っていたからです。このことについては、次の記事かなにかで、書きます。
ザ・リッツ・カールトン東京で、チョコレートと芸術の融合を体験
ザ・リッツ・カールトン東京が主催する「チョコレートワークショップ」、今回はテーマがショコラと芸術だったこともあり、私は楽しく参加できました。(ショコラとアートは、私の愛する分野です)
▲デッサンしながらレクチャーしてくださるエリエさん。
会場では、エリエさんが実演しながら、レクチャーしてくれました。例えば「プードル」のフィギュアを作ろうときめたら、まずどうするか。
「まずはデッサンをします。そして球体のチョコレートをここに、チューブのチョコレートをここにと考えていくんです」(エリエさん)
▲エコール・ヴァローナ東京のファブリス・ダヴィドゥさんも登場(豪華)
エリエさんと、ねずみのフィギュアを作りにチャレンジ
ワークショップでは、かわいいねずみのフィギュア作りに私もチャレンジ。エリエさんによるデモンストレーションをみたあとで・・・
エリエさんは手際よく、チョコレートのパーツをボディにつけて、形づくっていきます。すごい。
私たちは、ボディの部分からの実践です。
ここまでは先生にすでにつくっていただいてあり、ここに、目や耳、エプロンなどをがんばって自分でつける作業をします。
もたもたしているといびつな形になりますし、なんとういうか、つける位置などに、結構センスが現れるのでした……。
リュック・エリエ先生指導のAyumi作・チョコレート・フィギュア
そして完成したのが、こちらです!私ががんばってつくったねずみちゃん。
実は、わりとエリエさんが横にきてサポートしてくれたんですが(!)それにしてもかわいくできました。かわいいなあ。プチサイズのハートをたくさんつけたのは私流。かわいいでしょう?
エリエ先生の作ったフィギュアのお手本
最後に、エリエ先生作が作った、お手本をお見せします。
すごい。やっぱり全然違いますよね(当たり前ですが)。動き出しそうなのです。やっぱり素人の私にはできないのです。このニュアンス、ポーズの違い。ねずみさんのキャラクターのようなものが、チョコレートに宿っているのです。
つくづく、自分で体験してみると、プロの方のプロたる所以がよくわかるというものです。
(前に、気鋭のシェフとのパフェ作り体験でもそう思いましたが)
ザ・リッツ・カールトン東京では、今後も「チョコレートワークショップ」を行う予定です。また情報があれば、みなさんにThe Chocolate Journalでお知らせしますね。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美