こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
突然ですが、北海道・知床に4月24日にオープンした「ピーター バイヤー 知床」へ出かけました。この記事では、お店の様子やおすすめチョコレートなどをご紹介します。
ピーター バイヤー(PeterBeier)とは?
ピーター バイヤーとは、デンマークのチョコレートブランドです。 1996年に創業し、ショコラティエの名前は、ブランド名と同じく、ピーター・バイヤーさん。
これまで日本にお店はなく、バレンタインシーズンなどに期間限定販売され、注目されていました。詳細は以下の記事へどうぞ。

ピーター バイヤー 知床とは?
日本で初めてお店をオープンしたピーター バイヤー。場所は、東京でも大阪でもなく、北海道・知床です。2023年4月24日にオープン、ピーターバイヤーの日本初で、アジア初のショップです。
店内は素敵ですよ〜、広々とした、スタイリッシュな空間です。


奥行きがあって、テーブルが多数。心静かに、リラックスしてチョコレートを楽しめます。

店内奥のサロンスペースは、自然光をいかした照明が美しいです。高級感があってホテルのラウンジのよう。(実際、リゾートホテル内です)
北こぶし 知床 ホテル&リゾートの1Fにある
ピーター バイヤー 知床は、知床の人気ホテル「北こぶし知床ホテル&リゾート」の中にあります。

今回、私もステイしましたが、人気ホテルというのも納得。(詳細はまた別途書きます)ピーター バイヤーは、ホテル内でつながっていて、ホテル内からも下の写真のように地上からも行けます。

場所はこちら。海のすぐそばです。
ピーター バイヤー 知床へのアクセス
まず、アクセスについて。
知床=すごく遠い、というイメージがあるかもしれませんが、実際行ってみると、そうでもないです。他の地域へ行くのとさして変わらず、むしろなんだかラクな気がしたほど。
羽田空港から女満別空港まで、2時間半。女満別空港からは車、または知床エアポートライナーが便利。
知床エアポートライナー(バス)でホテルそばの「ウトロ温泉ターミナル」まで約2時間です(3500円) が、美しい自然がみられるので、気持ちよい移動時間に。

レンタカーを利用する方が多いそうですが、車なら、1時間半弱。途中「天に続く道」などの景勝地に立ち寄れます。雄大な風景でした。車中から眺める雄大な大自然に心がふう、と軽くなっていくよう。
2005年に世界自然遺産に登録された知床。国内外から自然を求めて多くの方が訪れます。海も山もすぐそば、手付かずの自然が残り、野生動物が生息し、貴重な生態系を保っています。
ピーター バイヤー 知床の店内
店内は広々しています。「うわーなんとぜいたくな〜」という感じ。雄大な知床の大自然にふさわしい、広くて美しいショップ。

正直言って、プレスリリースや話をきいただけではこの素敵さ、まるで想像がつきませんでした。

どこを撮影しても絵になるので、写真をたくさん撮ってしまうのが小さな悩み……。
実際にでかけると、おおお、あゆみさん、なるほど、、と実感していただけると思います。
イートインもテイクアウトも充実
店内には、チョコレートが美しく並んでいます。テイクアウトできるチョコレートは、 ギフトにふさわしいさまざまなサイズやデザインのボックス入り。自分用に一粒から買えるバラ売りも。
スコーンやタブレットも揃い、ピーターバイヤーといえばの「ワールドオブチョコレート」も20種類以上。デンマークの店の世界観を、そのまま知床に。

イートインメニューも充実しています。 ソフトクリームや、デンマークでも人気のジェラート、20種類以上のチョコレートから選んでオーダーできるチョコレートドリンクや、スペシャルなブランチも。トッピングも様々。広いイートインスペースで味わえます。
イートインメニューのおすすめ
この記事では、前編として、ピーター バイヤー 知床でおすすめしたいイートインメニューについて、お伝えします。私が気に入った、いくつかをご紹介します。
ソフトクリーム
まずはソフトクリームです。ベースとなるソフトクリームはチョコレートとバニラの2種類。 様々なトッピングをカスタマイズできます。

あゆみカスタマイズソフトクリーム(写真)は?
・チョコレートソフトクリーム+フリーズドライのストロベリー+ボンボンショコラ「ゴールドハート」
・バニラソフトクリーム+ワールドオブチョコレートのゴールド
トッピングなしのプレーンなら、ショコラもバニラも各495円(税込)です。
特筆したいのは、チョコレートとミルク風味(北海道産を使用)のよさ。チョコレートのほうは、ピーターバイヤーのダークチョコレートを使い、ミルクが濃くて風味がよい。夢のようなチョコレートソフトクリームになっています。
ワールドオブチョコレートは、カカオの実の形のチョコレートのつぶつぶ。ブロンドがバニラとよくあいますが、もちろんビターもミルクもどうぞ。トッピングは100円〜です。
チョコレートブランチ
ランチタイムなどにおすすめしたいのが「チョコレートブランチ」です。

おいしいんです。これ。「チョコレートブランチ」はピーター バイヤーの本国メニューを再現したメニュー。
セット内容
グラス入りのチョコレートミューズリーとチョコレート入りスキール(ヨーグルト)、北海道産いちごの3種のワールドオブチョコレートデップ、北海道産生ハム、北海道産しばれ生サラミ、北海道産セミハードチーズ、レッドグレープフルーツ、バジルペースト、チョコレートスプレッド、ワールドオブチョコレートの盛り合わせ、パン、自家焙煎コーヒー(私はカフェラテをチョイス)

ピーターバイヤーのチョコレートをディップしたいちごが3つも。セミハードチーズは、桜のチップで燻製してあります。ハムもサラミも、地元産のこだわりアイテムで美味。

レッドグレープフルーツをバーナーで焼いたデザートはユニークです。デンマークと同じスタイルで、カカオニブをトッピング。表面が少し甘くてカリっ。

このパンとともに、チーズやハム、チョコレートやペーストを一緒に味わってください。どれを組みあわせてもよくあいます。
チーズ+チョコレートスプレッド、 チョコがけイチゴ+バジルペーストなど。意外なおいしさを発見できるので、かなり会話がもりあがりそう。
ワールドオブチョコレートの盛り合わせと、ドリンクもついてこのプライスは良心的です。(さらに、前日までの予約でチョコレートを1つプレゼントしてくれるそう)
チョコレートテイスティングセット
ドリンクとデザートチョコレート(ボンボンショコラ)を3つ選んで組み合わせられる、お得なセットメニューです。チョコレートは、ショーケースから選びましょう。

私が選んだのは、ホワイトチョコレートコーティングのトリュフ、チリのトリュフ、ミルクチョコレートのピラミッド型チョコレートの3種。
まずはコーヒーをおすすめします。店内のマシーンで自家焙煎、コーヒー専門店の高価な一杯に匹敵するおいしさでした。美味しく味わうために、と選ばれた、グラスにも注目してくださいね。アイスコーヒーもかなりおすすめです。
チョコレートドリンク

チョコレートドリンクは「ワールドオブチョコレート」20種以上の中から1つ選び、その場でドリンクにしていただくメニュー。

カカオ分別、産地別に20種以上もあり、ビーントゥバーブランド顔負け。テイストがよくわかる表をご参考に。

味や香りがここまで違うのか〜としばし凝視しますよ、きっと。
私は、「ピーターバイヤースペシャルブレンド カカオ分88%」を選びました。ロイヤルコペンハーゲンの器でいただく美味しいドリンクは、格別です。
インフォメーション
インフォメーションです。
ピーター バイヤー知床
(PETER BEIER SHIRETOKO)
場所:北こぶし知床ホテル&リゾート の1F
オープン時間:10:00~18:00(cafe17:30閉店)*季節により17:30閉店になるなど変動あり
アクセス:女満別空港から、車で1時間半ほど、またはバスで2時間ほど

自然を求めて、国内外の方々がステイするリゾートホテル。知床はデンマークと緯度が近く、ピーター バイヤーのアトリエがあるデンマークの地に似た、自然豊かな地なのです。
ホテル1泊にジェラート1スクープ付
最後にこれも現地で知った、ハッピー情報。北こぶし 知床 ホテル&リゾートの宿泊料金には、1泊につき1スクープのピーターバイヤーのジェラートが含まれているのです(♡)
ホテルで温泉にはいってさっぱり。ルームウェアでピーター バイヤーへ。ふう、とサロンでつめたいジェラートやショコラを味わってリラックス。しあわせなひとときになります。
続編では、チョコレートについて情報をシェアしますね。

※情報は執筆当時のものです。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美
取材協力:ピーター バイヤー 知床