こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリスト、市川歩美です。
今回は、カカオハンターズの「ローズチョコレート」と「ホワイトニブチョコレート」をご紹介しますね。このタブレット2枚、どちらもとてもおいしいです。味わうごとに香りが心へふわり。カカオの新たな側面を、それぞれのアプローチでみせてくれます。
「ローズチョコレート」バラとカカオの香り輝く

コロンビアのエリザベスさんの農園で育てられたカカオに、島根県大田市・奥出雲薔薇園の2種のバラを合わせたチョコレートです。有名なバラ園ですね、バラの香り高さにも驚きます。
バラの香りがカカオと響き合いながら、花開くように広がっていくように感じます。味わっていると、女性らしい人になっていくのではないかと思ってしまう、、上品さが宿っています。
ナチュラルで美しくていいですね。見た目、香り、そして味。すべてが丁寧につくられた「香りの一枚」です。
「ホワイトニブチョコレート」カカオの新たな側面

こちらはまた、まったく異なる魅力をもった一枚。ホワイトチョコレートです。もちろん、カカオや素材をいかすため甘すぎません。
カカオの香りが残るココアバターのナチュラルさ。そこにカカオニブがカリッと入り、ブラックベリーの甘酸っぱさがきれいなアクセントに。
バランスが新しくておしゃれですねえ、と思ってしまいました。カカオニブの食感が楽しく、噛むたびにカカオが現れます。こういうのもカカオですね、と気づくのです。

それぞれに異なるカカオの表情が見えるので、ぜひ2枚とも、食べてみてください。オンラインストアで数量限定で販売されています。そして、なんと大阪・関西万博のコロンビアパビリオンでも購入できるそうです。
万博には、私も大阪取材とかねて、どこかのタイミングで訪れる予定。コロンビアのパビリオンには、必ず立ち寄らなくちゃ。みなさんも万博へいったらどうぞ。
カカオハンターズ代表の小方真弓さん
そして、カカオハンターズの代表といえば、カカオハンター®︎小方真弓さん。少し前になりますが、カカオのアフタヌーンティをご一緒して、ゆっくりお話できました。
小方さんと話すのが私は本当に楽しくて、お話すればするほど、その実直なお仕事ぶりがわかります。誠実な姿勢、カカオへの深い愛情、情熱と行動力。よい活動をし、良いチョコレートを作ろうとカカオとチョコレートへ向き合っていることが伝わってきます。
先日、インスタグラムに投稿したところ、「面白い品種を見つけました」とコメントしてくださったのでした。すごい。どんなもの?どんなチョコレートになるのでしょう。
みなさん、改めて考えてみてください。コロンビア、ってふつうにいいますけど、ものすごーーーく遠い国ですよ。日本とは文化も環境ももうぜんっ、ぜん異なる国。その地で活動し、日本とチョコレートでつなぐ小方さんです。
チョコレートの味の煌めきは、お仕事ぶりの結晶だと私は思うことがあります。
カカオハンターズ https://cacaohunters.jp/store/
text ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト 市川歩美