【The Chocolate Journal チョコレートレポート】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。先日、ロイヤルホスト(銀座)で「ホットファッジサンデー」を、オーダーしましたので、レポートします。
ホットファッジサンデーはずっしりとしたグラスに
読者にも、ファンが多いのではないでしょうか。ホットファッジサンデーは、ロイヤルホストの定番デザートです。アメリカ風に「サンデー」と、名付けられていますが、形状から「チョコレートパフェ」に分類してもよいかと思います。
どすん、と大きなグラスにレトロ感があり、時代を感じさせます。ちょいと押したくらいでは、びくともしません。試しに持ちあげると、おもいのほか、ずしり。
今は、とかく繊細な薄いガラスの器や、グラス、が多いものです。私もそういうもので味わうことが多いです。しかし、ロイヤルホストのホットファッジサンデーは、時代と逆行するように、とてつもなく分厚いグラスに入っています。ずしりと堂々たる姿なのです。
内容は、チョコレートアイスクリーム、バニラアイスクリーム、スライスされたフレッシュなバナナ、トッピングはピーカンナッツ。
このホイップクリームの味が、なんとも昔から変わらぬロイヤルホストの味、という気がするのは、私だけでしょうか。サクサクとした食感と香ばしい風味のビスケットがアクセントです。
一緒に、小さな白いピッチャーが添えられます。中は、あたたかなチョコレートソース。これを最初からでも、途中からでも、注ぎながら味わうことで、味と、温度の変化が楽しめます。もちろん、見た目の変化も。
ベルギー産チョコレートのアイスクリームとチョコソース
公式メニューの説明によると、アイスクリームは、ベルギー産。小さなピッチャーに入れたチョコレートソースは、2018年9月にリニューアル。ソースを2倍に、増量したそうです。
ロイヤルホストは、昨年12月28日で50周年を迎えました。福岡発のファミリーレストランで、今も全国で、幅広い世代から支持され続けています。
佇まいからも、味からも、アメリカの流れや時代を汲み取れる、ピーカンナッツを使ったチョコレートサンデー。チョコ好きな私は、時代ごとに、全国、あちこちのロイヤルホストで、味わってきました。
これからも、きっと、ふとこれを味わいたいな、ということがあるような気がするのです。
【The Chocolate Journal チョコレートレポート】
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美