こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリスト、市川歩美です。
先日、くら寿司へ行ったときのこと。ふと目に飛び込んできたメニューに「濃厚ドバイチョコケーキ」があり、え、寿司屋さんでドバイチョコレート?思わず二度見してしまいました。8月8日から9月4日までの期間限定メニューだそうです。オーダーしてみたのでみなさんに紹介しますね。
ドバイチョコレートとは?
あらゆるメディアで記事を書いたり話しすぎて、もはやドバイチョコに相当詳しい人となっているチョコレートジャーナリストの私・市川歩美ですが、改めて説明しますと、ドバイチョコレートとは、ピスタチオクリームとカダイフ(中東の極細麺)をチョコレートで包んだ、ザクザク食感が特徴のチョコレート。

<以下は私が執筆した東洋経済オンラインの記事>

カダイフ由来のザクザクとした食感が楽しく、SNSで話題となって広がり世界中にファンがいます。
お寿司屋さんでドバイチョコに出会う

というわけで、私が味わった「くら寿司版」は、このドバイチョコをチョコケーキにアレンジしたものでした。ケーキの間にはカダイフとピスタチオチョコがサンドされています。
まさか、人生で、お寿司屋さんでドバイチョコに会う日がくるとは思わなかったなぁ、というかすごい時代になったものです。ドバイチョコは、ドバイの多様な文化が中東の文化と融合することでうまれたチョコレート。異国の日本で、お寿司という食文化にも出会ってしまいました。
くら寿司のドバイチョコケーキを味わってみた
タッチパネルでオーダーすると、ベルトコンベアーにのってしゅーっ、とドバイチョコケーキが登場。

ケーキは黒いお皿にピンクのセロファンが敷かれ、その上にのっています。ピスタチオグリーンのチョコレートと色のコントラストが考えられているのでしょうか。たっぷりめのホイップクリームにはチョコソースが細くかかり、見た目もよいです。

ふわっとしていなくて、温度が低いせいか、ややかためでスプーンを入れると、カチっと器にあたって音がしたりしますが、ここはもう回転寿司のお店ですから、あまり細かいことは気にせず。
味わうとチョコとピスタチオの風味、そこにザクっとした食感がたしかにあってたしかにドバイチョコのケーキ。ザクザクっというより小さくザクッ。いいですね、個人的にはホイップクリームがたっぷりで、デザート感があるのが好きでした。
マグロより高い

渋谷のくら寿司では、ドバイチョコケーキのお値段、480円。本日のスイーツメニューの中では最も高価で、中トロ(330円)や大トロ(430円)よりも上の価格です。ちなみに、普通のマグロは150円なので、およそ3皿分にあたります。
とはいえ、一般のお寿司屋さんでこの価格で大トロを食べられることなんてありえません。そもそも、くら寿司はかなりリーズナブルなんです。
くら寿司の工夫に感服
一部の方はよくご存知ですが、実は私はくら寿司のファンで、定期的に訪れては感心しています。
アプリでの予約、タッチパネルでの注文、お会計までの流れがとてもスムーズ。そして何より、お寿司のコスパが抜群です。特にマグロは毎回おいしく、私の定番・ふり塩熟成まぐろ、ゆず塩かつおたたき、真鯛やイカなども安定のお味。さらに、創作寿司にはさまざまな工夫が感じられ、メニュー全体、単一のお寿司、それぞれのバランスにも感心します。マイナーチェンジが繰り返され、常に進化しているのがわかります。高級寿司とは異なる魅力があるのです。

くら寿司ファンでチョコ好きな私のような人にとって、美味しいチョコレートのデザートがあると、やはりうれしいものですね。チョコ好きな方はどうぞ。
追伸:「あゆみさんの前世はラッコではなかったか」と言われたことがあるほどのホタテ好きとしては、くら寿司さんのホタテがよりおいしくなるといいなあああ〜とひそかに思っています笑
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美