チョコレートジャーナル BY AYUMI ICHIKAWA

ティールの生チョコカカオティーバニラ

2022/04/24
 
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こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。

おとりよせネットの連載で、ティールの生チョコをご紹介しました。アマゾンカカオの香り、カカオティー、そしてバニラの香り。本格チョコ好きな方も、カカオ好きな方にも面白いと思います。

実は、もう随分前のような気がするのですが、私がこの生チョコに出会ったのは、サロン・デュ・ショコラ 東京の会場です。

ティールのシェフの眞砂さんに会って「市川さん、これすっごいおいしいんですよ」と聞いて、眞砂さんがそういうんだったら、と即座に味わった「生チョコカカオティバニラ」。

最初は(これ、本当の話なんですけど)「仕事でチョコたくさんたべてるから一粒でいいかな」と眞砂さんにおことわりを入れて、一粒とって味わったにもかかわらず、私は「ちょっときになる……やっぱりもうひとつ……」と手を伸ばしました。もう少しこれはどうして、どうなっているのかを知りたい、つまり興味深くて、おいしかったからです。

 

アマゾンカカオとバニラをカカオティーの生チョコ

 

この生チョコは、teal(ティール)の今年の新作です。ティールは、スイーツやチョコレートファンにはお馴染みの、日本橋兜町に2021年11月にオープンしたお店。

シェフの眞砂翔平さんは、元「パスカル・ル・ガック 東京」のシェフで、ル・ガックにいたころからのおつきあいです。以前からそうですが、眞砂さんが「これ、すっごいおいしいんですよ」と、私にうれしそうに話してくれるのが、楽しみ。ああ、この人は、本当にそう思っているんだな、とわかるからです。

この生チョコには、アマゾンカカオとバニラとカカオティーが使われています。

「アマゾンカカオ」といえば、ご存知、太田哲雄シェフがペルーの村からダイレクトに、日本に入れている、カカオマスなどのカカオ製品ですね。あのアマゾンカカオの個性を、ミルクチョコレートのやさしさと、バニラをあわせ、バランスよくまとめているのがポイント。

かすかにシャリっ、とするのは、ブルボンバニラがたっぷり使われているからだそう。バニラの粒を食感で感じるとは、贅沢ですね。

 

ティールでビーントゥバーを少しずつ作っている

 

カカオティーを使っている理由は、実は、ティールで眞砂さんが、カカオ豆からビーントゥバーチョコレートに少しずつチャレンジしているからです。

ビーントゥバーを作るにあたって、カカオの豆から取り除くために残るカカオ豆の皮(カカオハスク)を煮出し、カカオティーにして、風味をつけるのだそう。そのときに、使うカカオの種類によって、カカオハスクはブレンドされ、カカオティーの風味はかわることになります。

 

作り手の「いま」があらわれている

 

眞砂さんとは、クリオロでスーシェフをされていた時代からのおつきあい。ずいぶん長いです。プロのパティシエ・ショコラティエとして、多くの人に愛される味を作ってきた人。

ほっとするおいしさをベースに、エッジのきいた個性がのっかっているーー。

そんなイメージだったこの生チョコには、ティールの眞砂さんのこれまでをふまえた、「いま」があらわれています。

「ビーントゥボンボンショコラ」(冬季限定)も、私のおすすめ。ギフトに特に素敵です。こちらはインスタライブでだいぶご紹介しましたが、また別のところでもご紹介します。

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チョコレートジャーナリスト  市川歩美

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