【The Chocolate Journal チョコレートニュース＆レポート】by Chie Araki
うどんチェーンとしてお馴染み「丸亀製麺」で、人気スイーツがあるのはご存知でしょうか？その名は「丸亀うどーなつ」。原材料にうどんを30%以上使用しているドーナツです。2025年12月2日から新フレーバー「濃厚ダブルチョコ ごほうびチョコ味」と「濃厚ダブルチョコ しあわせミルク味」が発売されましたので、私（荒木）がレポートします。
自分好みの甘さに
私が伺った店舗では入り口付近とレジ横に、袋入りでずらっと並んでいました。チョコレートフレーバー以外にも、きなこ味やきび糖味があります。袋の口が開いているのはなぜだろうと思ったのですが購入後にわかりました。棚に置かれているパウダーをスプーン一杯分入れて、味つけをするためです。
「濃厚ダブルチョコ ごほうびチョコ味」と「濃厚ダブルチョコ しあわせミルク味」、それぞれ専用のパウダーをセルフで入れて、口を閉じ、袋をふって粉をまとわせればできあがりです。
ベースの「うどーなつ」生地に特製白だしがブレンドされていますが、生チョコとチョコの２種類が練り込まれ、外側にはチョコソースもかかっているためドーナツ単体でも甘さを感じます。パウダー自体も甘いので、量を少なくすれば甘さ控えめ、多ければ甘さが強めになります。自分好みの甘さにできるのはうれしいポイントです。
時間が経っても、もっちもち＆パリパリ
生地は指で押してみるとほどよい弾力があります。ただしお餅やタピオカ、白玉ほどの粘りはないので、子どももお年寄りも食べやすいもっちもち食感です。
「濃厚ダブルチョコ ごほうびチョコ味」はチョコソース、「濃厚ダブルチョコ しあわせミルク味」はホワイトチョコソースがかかっていますが、ソースは固まっているのでパリパリした食感も加わります。どちらもかむたびにフワフワッとパウダーの香りと味わいが広がり、生地のもっちもちが引き立ちます。
もし同時にうどんも食べるなら「濃厚ダブルチョコ ごほうびチョコ味」は濃厚なチョコの風味は感じつつも後味は素朴で落ち着いているので、釜揚げうどんやシンプルなお出汁のかけうどんとの相性が良さそうです。
一方で「濃厚ダブルチョコ しあわせミルク味」の方がホワイトチョコレートにプラスミルクが入って甘さがはっきりしているので、味が濃いカレーうどんや明太子トッピングと合いそうだと感じました。
「丸亀うどーなつ」の歴史
「丸亀うどーなつ」は2024年6月より発売していますが、累計販売数（2024年6月25日～2025年9月15日の期間）は、既に2,000万食を突破している人気ぶり。
構想は約3年。うどんの配合量や生地を寝かせる時間について試行錯誤があったそうです。もっちもち食感を生みだすために空気を含ませながらやさしく粉と混ぜ合わせ、生地を寝かせた後に形を整え、店内で揚げるので手間がかかっています。
過去にもチョコ味はありましたが、シンプルなチョコレート生地にパウダーをまぶす形でしたので、今年はより複雑な味わいになってパワーアップしていました。
店内での飲食も持ち帰りも可能な商品です。無くなり次第販売終了ですので、気になる方はぜひ一度、このもっちもち食感をお試しください。
＜INFO＞
商品名：「丸亀うどーなつ 濃厚ダブルチョコ ごほうびチョコ味」
「丸亀うどーなつ 濃厚ダブルチョコ しあわせミルク味」
価格：各370円（税込）
内容量：5個入り
販売店舗：全国の「丸亀製麺」
※一部店舗では販売していません
※手づくりのため1日の製造数に限りがあり、一時的な欠品や売り切れの場合があります
販売期間：2025年12月2日（火）～無くなり次第終了です
【The Chocolate Journal チョコレートニュース＆レポート】text：荒木千衣
