by Ayumi(市川歩美)

パティシエのユニット sugar(シュガー) とは?

この記事を書いている人 - WRITER -
市川歩美
ショコラコーディネーター®/チョコレートジャーナリスト®
詳しいプロフィールはこちら

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。

今日は、若手実力派パティシエのユニット「sugar」について、知りたい人が多いと思うので、書きます。昨日と一昨日、六本木で開催されたパフェイベントが盛況でした。

sugar、現在のメンバーは?(2020年8月時点)

sugarは、現在、メンバー6人が集まったユニット。お互いに切磋琢磨し、刺激しあい、広くパティスリー、デザートの魅力を、世に広めるのを目的としています。

普段は、それぞれの場で活躍する実力派パティシエたち。

メンバーは現在

*上左から
・眞砂 翔平さん(「パスカル・ル・ガック東京」シェフ)
・大山 恵介さん(「patisserie ease」シェフ)
・厚東 宣洋さん(「星野リゾート」シェフパティシエ)

*下左から
・上妻 正治さん(「Le Conte Bleu」シェフパティシエ)
・青木 繁さん(「ドミニクブシェトーキョー」を経て前「アングラン」スーシェフ)
・江藤 英樹さん(「sugalabo」「THIERRY MARX」のシェフパティシエを歴任)

メンバーは、このまま変わらないわけではありません。

それぞれが仕事の拠点とするブランドや個別の仕事を大切にしつつ、この場では「ブランド」のバックグラウンドにとらわれることなく、価値観と感覚を重視し、今までにない新しいことをやる。ベースとなる、パティシエの「実力」を重視しているのも特徴です。

sugarができたきっかけは

sugarが生まれたきっかけは、2019年の秋。

食事の場で、隣の席になった大山さんと眞砂さんの「一緒にこういう世界を盛り上げていきたいよね」「新しい発想、おもしろい考えを実現していきたいよね」というような会話がきっかけです。ふたりのまわりの、共通の価値観をもつパティシエが集まり、今に至りました。

sugarのこれまでの活動

これまでにイベントは2回。

<1度目>
2019年12月8日、赤坂で「Seven Colors Winter」をテーマに、6人のパティシエが6皿のデザートを作成。ドリンクは、名だたる名店で経験を重ねたバーテンダー 中村真さんが作り、デザートとペアリング。(12000円)

<2度目>
8月9日と10日に六本木ヒルズで開催されたパフェイベントです。私も出かけたんですが、早々に限定数が売り切れ、整理券が配られるなど、すごい反響でびっくりしました。6人のパティシエが、2人1組になり、3つのオリジナルパフェを作成。3種いただきましたが、非常に美しく、美味しく、ユニークでした。同じく中村さんによるドリンクがセットに。(4000円)

そして実は、4月には、眞砂さんと大山さんが、ひそかにボランティア活動を行ないました。ガイドラインに基づき、チョコレートを作って医療機関などへ届けたそうです。

私がsugarのみなさんをなんだか好きな理由

さて、ここからは私の感覚ですが、伝わるものがあればと思います。私は、sugarのみなさんとお話していると、すごく心地よいです。

ふんわり、しかし落ち着いていて、地に足がついた個があつまった感じ。キャリアもそうですが、前提は、横並びに揃う実力と意識。純粋に新しいことをやろうとしている、息吹のようなものを感じます。

あえてまとめず、もう少し、私が断片的に感じることをあげれば
「ほかの誰かの知名度に頼らない」姿勢。細かい作業も自分たちで行う。協調性はマスト。価値観と感覚が揃うこと。しかしお互いにプレッシャーがなくてはいけない。だからこそ、掛け算から思いもよらなかったものが生まれる。

何より「この人たち、自分たちが素晴らしい、おいしい、と感じるものを純粋に作りたいんだな、そしてそれを広くみんなに知ってもらいたくて動いてるんだな」と感じる。これはコマーシャリズムとは異なります。また、内輪にどとまらない、軽やかな外へのベクトル。生産者とリスペクトし合い、素材を愛し、理解しています。

あとはやはり、何はともあれ、食べ物なので「味」ですよね。

例えば、昨日私が実際にいただいた「ペッシュカカオ」は、桃とカカオ、黒文字やブドウの香りなどを調和させ、温度も食感も味も香りも、非常に洗練されていました。ペアリングされたドリンクが私には新たな美味体験で、単体でも、パフェと調和しても素晴らしい。漆を使ったグラス、有田焼のお皿、添えられた草花までもがペアリングされています。私は、東京にいながら、日本各地に思いを馳せました。

学園祭と三つ星レストランが重なる

なんというか「今」の空気、なんですよね。

あとは、最高の素材を使った最高の調和を目指したものが目の前にあるけど、ふつうにパティシエさんたちが、受け付けにいて、率先して裏方をやってたりして、そこここに手作り感がのぞいている。

個人的感覚ですが、大学の学園祭と、同時にビルバオ(スペイン)の「Azurmendi(アズルメンディ)」で昨年秋に食事したときのことがよぎって、これはすごくおもしろいな、と思ったんですけど、こういうのがいいんです。好きです!

sugarについて、Chocolate Journalでまとめましたが、参考になりましたか?今後のイベント開催は未定ですが、決まり次第、公式Instagram、また参加メンバー個々のSNSなどで告知されます。

これからも変わらないでいてほしいsugarです。まだまだ書きたいことがあるので、ぜひともあらためて別の機会にでも。

sugar公式Instagram

text
チョコレートジャーナリスト  市川歩美

<つづく記事>

sugarによるパフェイベントを写真で振り返る

この記事を書いている人 - WRITER -
市川歩美
ショコラコーディネーター®/チョコレートジャーナリスト®
詳しいプロフィールはこちら

Copyright© Chocolate Journal , 2020 All Rights Reserved.