こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリスト、市川歩美です。
東洋経済オンラインで「ペコちゃん焼」について記事を書きました。ペコちゃん焼は、不二家のマスコット「ペコちゃん」の顔をかたどった大判焼きで、今では神楽坂の飯田橋神楽坂店だけに残る特別な存在です。

55年以上愛されるコワかわいいペコちゃん

東京・神楽坂(飯田橋)にあるお店です。ご存知の方も多いかもしれませんね。「ペコちゃん焼」は、不二家で唯一、1店舗だけ、飯田橋神楽坂店でしか販売されていない、ペコちゃんの顔の形の大判焼き(今川焼き)です。
多い日には1000個以上売れることもあり、週末には行列ができることもあります。私も時々伺いますが、たいていはお客さんがいて、ペコちゃん焼きを購入しています。そしてみなさん、そろってペコちゃんのようにあたたかな笑顔。
ペコちゃん焼きのフレーバーは?
ペコちゃん焼は季節や気分で選ぶのも楽しいおやつ。これまでに50種類以上が登場しましたが、たいていは10種類くらいが季節ごとにならんでいます。

記事にも書きましたが、私はチョコ好きなので、先月でかけたときは、板チョコ味をオーダーしました。チョコクリームではなくチョコの塊をごろっと入れて作られています。そしてチーズクリームも私のお気に入り。夏にはさっぱりとしたミルキークリーム、豆乳クリームもおすすめ。

ペコちゃん焼 人気ベスト3は?
人気ベスト3は、1位「ミルキークリーム」(不二家の「ミルキー」をイメージしたクリーム入り)、2位「カスタード」、3位は「北海道十勝産つぶあん」または「北海道十勝産なめらかこしあん」だそうです。
ミルキークリームはさわやかなミルク味で、私も好きです。リボンもミルキーのデザインでラブリー。私は最近、チーズクリームも甘さ抑えめなのですき。板チョコはチョコ好きなら買ってみましょう。私はカカオ分の高いホットチョコレートとともにいただくのが好きです。
コワかわいいペコちゃん焼の魅力

ペコちゃん焼は、見た目のインパクトがとにかくすごい!「コワかわいい」シュールなヴィジュアル。
生地をしっかりと味わえる素朴な美味しさとこのヴィジュアルがあいまって、なんともいえない存在感なのです。とにかく差し入れにするとみんなにウケます。私もたびたびお手土産にするんですが、とにかく「こわい!かわいい!」と大盛り上がり。誰にさしあげても喜ばれます。

記事を書いたきっかけ
実は、この記事を書いたきっかけがあります。それは、以前ペコちゃん焼を買いに行ったときに、お店に確認したいことがあり、お店の方とやりとりしたご連絡したこと。
そのとき私に、店長・平松さんの誠実でやさしいご対応が印象にのこりました。そして「ペコちゃん焼」は以前から知っていたけれど、踏み込んで取材した記事がほとんど見つからない、と感じたことから、私が書き残せたらと思ったのです。だって、歴史ある名物なんですから。

55年以上続く歴史を持つ「ペコちゃん焼」。
ただめずらしいだけでなく、心があたたまる存在なのです。長いあいだ人々を笑顔にしてきた神楽坂の名物。店長の平松さんのご家族が継承してきた、大切な家業でもあります。日本人がほっとすること、笑顔になれることって、こういうことなのかな、なんて思いがよぎります。ペコちゃん焼が続く日本であってほしいと願います。
記事にしっかり書きましたのでぜひ読んでください。東洋経済オンラインの記事はこちらご存知なかった方は、神楽坂に行く楽しみが増えると思います。

text & photo ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト 市川歩美