【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
サロン・デュ・ショコラ パリが2023年10月28日から11月1日まで開催されています。 今ちょうどパリにいる私、市川歩美が、ちょこっとサロン・デュ・ショコラ パリについて、ご紹介します。
サロン・デュ・ショコラ パリ2023 開催要綱

「サロン・デュ・ショコラパリ2023」。毎年10月末から11月にかけて開催される、チョコレートの見本市・祭典です。場所は、パリエクスポ「ポルト・ド・ヴェルサイユ」です。
会期は 10月28日から11月1日の5日間で、朝10時から19時までの開催です。
場所は以下にリンクします。

住所は
The Salon is at Pavilion 5, Paris Expo – Porte de Versailles
1 Place de la Porte de Versailles
75015 Paris
アクセス:メトロ12番線の「ポルト・ド・ヴェルサイユ」駅から歩いてすぐ。
会場に大きな表示があるので、駅を降りてから、ほとんど迷う事はないでしょう。
一点、注意として入り口でチケットを転売販売している人がいるかもしれませんが、スルーしましょうね。ご自身でチケットを用意しておきましょう。
参加ブランドと参加国

今回のサロン・デュ・ショコラパリは、28回目の開催です。 60カ国、500ブランドが参加。フランスを中心に、チョコレートブランドのブース、カカオ産地のブースもあります。
日本のブランドも参加しています。

「エスパスジャポン」といって、 原材料メーカーや料理人の方、ショコラティエがデモンストレーションを行うスペースがあります。
ライブショーやレクチャーも

会期中は、終日、ライブショーがあります。
時間割になっていて、連日パティシエショコラティエがデモンストレーションを行います。大勢の人が席に座って、参加しています。レクチャーの時間もあり、フランスのジャーナリストや関係者が、チョコレートやパティスリーについて話したりしていることも。
サロン・デュ・ショコラ パリ チケットの購入は?
「サロン・デュ・ショコラパリ」のチケットはオンラインで簡単に買えます。
サイトから購入できますので、1日で良い方、2日行きたい方など、 ご自身の好みに合わせて選んで事前に購入してください。
購入は以下から!
大人は 1人16ユーロで1日だけ入場できます。注意したいのは、基本、途中で退場ができないこと。
一度入ったら チケットは会場出るまで有効。
せっかくなので、2日間入りたい方は、2日有効なチケットを買う方がお得です。
サロン・デュ・ショコラ パリで注意したいこと

せっかく1日楽しめるチケットを買ったなら、なるべく長い時間いたい!
そんなふうに思う方がほとんどかもしれませんよね。ランチをはさみたければ、会場内にあるカフェスペースで、サンドイッチなどを味わうこともできます。
カフェが満席のこともあるので、階段などに座っている方もいます。あまりオシャレ着でいくことなく、床にちょっと腰かけてもいいような装いで出かけると良いかもしれません。
あとは、会場はとても広いので、 きっと足が疲れます。私は毎回1番歩きやすい靴を選んで行きますが、皆さんもスニーカーなど、どれだけ歩いても疲れない靴を履いて出かけましょう。
サロン・デュ・ショコラパリでスリ被害が続出

日本人のみなさん。絶対に絶対に、これだけはお伝えしておきたいです。
サロン・デュ・ショコラ パリでは、 日本人のスリの被害が続出しています。日本のバレンタイン催事の会場とはワケが違うのです!!
「サロン・デュ・ショコラ パリはスリの仕事場」と現地で言われ、コロナ前の話では、毎年被害が続出、近隣の警察に行列ができたほど。
チョコレートに「おいしそう〜」などと、気をとられている時がいちばん危ないです。 すぐそばで3人組、2人組のスリが、あなたが油断するのをしっかり見ている、と常に構えてください。
パリの日本大使館の方も、「サロン・デュ・ショコラ パリでのスリ被害は毎年多いんです」と、かつて私に話してくれました。細心の注意を払いましょうね。

(パリの治安)
パリは美しい街ではありますが、決して治安が良いとは言えません。スリがますます増えている、とよく現地で聞きます。ホテルでも注意されました。特に中心部、観光地、地下鉄の構内や駅など。
巧妙な手口であっという間にパスポートやお財布がすられた、という方を私は大勢知っています。敵はなかなかのプロフェッショナル……。大切なものは一瞬たりとも肌身離さず、身に着けておきましょう。
サロン・デュ・ショコラ パリの会場にて

今日は少しだけ会場に行きました。会場は大盛況!写真のように子どもたちもたくさんいます。
限られた時間でしたが、会場で多くの方にお会いできました。

ローラン・デュシェーヌシェフと京子さん、フワンチョコレートのウォーレンとオードリー、レ トロワ ショコラの佐野恵美子さん、そして辻口博啓シェフも。
テオブロマの土屋シェフと、ショコラトリータカスの高須シェフにもお会いできました。そうそう、W.ボレロの渡邉シェフとも沢山お話。

一階は、ショコラティエやブランドのチョコレートがずらり。下のフロアはカカオ産地のチョコレートや、ビーントゥバーチョコレートが揃っています。
とにかく、多くのチョコレートに出会える会場です!お買い物だけならフランス語ができなくても、英語で大抵大丈夫。たっぷり時間をとってお出かけくださいね。
詳しくはサロン・デュ・ショコラ パリの公式サイトをご覧ください。
サロン・デュ・ショコラパリ公式サイト
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美