ル・ショコラ・アラン・デュカスのパン・ペルデュに感動　六本木店で8月27日までの限定

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。私（市川歩美）イチオシのメニューが六本木ヒルズのル・ショコラ・アラン・デュカスにあります。「パン・ペルデュ・ショコラ・プラリネ」です。8月27日までの限定メニューですのでご注意ください。

マリ・クレールとテイストメイドスイーツコレクション 「市川歩美のチョコレートダイアリー」でも記事にしましたが、The Chocolate Journalでもご紹介します。

パンペルデュとは？

「パン・ペルデュ・ショコラ・プラリネ」の、「パン・ペルデュ」とはなんでしょうか。

聞き慣れない方が多いかもしれませんが、「パン・ペルデュ」とはいわゆる「フレンチトースト」のことです。古くなったパンを新たな美味しさに生まれ変わらせる、フレンチの伝統的な料理です。

フランスのパン屋さんなどではお馴染みのカジュアルなもの。

日本では、フレンチトーストというと、高級ホテルのメニューやカフェメニューになっていたりと、日本独自のスタイルがあるように思いますが、ル・ショコラ・アラン・デュカス では、いずれとも違います。

ちなみに高級ホテルのシグネチャーメニューとして有名なのはこちら。私も好きなホテルオークラのフレンチトーストです。

ル・ショコラ・アラン・デュカスでは、この「パン・ペルデュ」を、モダンな高級レストランのデセールレベルに昇華させています。

パンペルデュ・ショコラ・プラリネの魅力

私が味わってほんとうに感動、ぜひともみなさんにおすすめしたい、このル・ショコラ・アラン・デュカス六本木（平日限定）「パン・ペルデュ・ショコラ・プラリネ」。8月末までの限定です。

内容をご紹介しますね。

シェフのパトリック・パイエーシェフ、直々にお話を伺いした内容です。

自家製のブリオッシュをスライスし、卵とミルクのアパレイユに浸してからトースト。そしてあたたかいブリオッシュを、カカオとヘーゼルナッツの風味豊かなプラリネ、無糖生クリームの上に添えます。

ふんわりしたブリオッシュと、カリッとしたプラリネ。

バターのコクや香り、甘さを引き出すゲランドの塩。食感や温度、あらゆる計算されためくるめくコントラストに魅了されることでしょう。あつすぎずつめたすぎない、この温度の、いわゆるやさしさにも。

動画映えと動画映えも

このメニューの良いところは、テーブルで温かいチョコレートソースを注ぐことで完成する点にもあります。フォトジェニックでもっと言うとムービージェニックです。

といっても、 別に写真写りがいいから行う作業ではなく、本来の目的はチョコレートソースをその場でかけることにより、生まれる食感や温度、風味が計算されてのこと。

でも、きっと皆さん、写真を撮らずにはいられないことでしょう。テーブルでスタッフの方が注いでくれるのを、待つ時間も豊かです。

コツ：ココアも味わって

実は私は、あまりにも気に入って、２日連続でかけて味わい、その後もでかけて、合計３回このパンペルデュを味わっています。

そんな、３回も味わっている、ちょっとレアな私（市川歩美）からちょこっとしたコツを伝授。他の記事には書いていないことです。

忘れず実行してほしいこと。それは、一見器のデザインかと見える、茶色のところ。ここはココアパウダー なのです。ここをしっかりとスプーンで器から中に落として、一緒に味わってください。

グラスの内側のチョコレート色のココアパウダー、実は、シェフによると2種類使って、風味とカラーを調整しているいというこだわりようで、風味があります。これをいかさないのはもったいない。

パン・ペルデュやアイスクリームと混ざることで、ビターな風味が加わり、より深みのある味わいになります。これは私は2回目に味わった時に気づいたことです。

3回目はしっかりほとんどこの茶色いところがなくなるまで、ココアパウダーをスプーンで落として味わいました。皆さんもどうぞ。

ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木での体験

「ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木」は、六本木駅から歩いてすぐ。六本木ヒルズのけやき坂にあります。

1階がブティック、2階には様々なメニューをイートインできる「ル・サロン」があります。もしかしたら 2階にサロンがあることをご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、 いまは窓から眺められる緑がとても綺麗。心地よい時間を過ごせます。

平日に六本木に出かけたら、ぜひ「パン・ペルデュ・ショコラ・プラリネ」を味わってみてください。この味8月末まで！

あまりの美味しさに、私は2日続けて味わってしまいました、と 記事に書きましたが、ほどなくもう一度訪れ、3回目を味わってしまいました。

なかなか3回同じものを味わいに行くということは思い返してもないですね……。私の仕事・生活エリアのそば、ということのもありますが、それ以上の理由がやはりおいしさ、そして雰囲気です。 ご近所でも、そんなに頻繁にいかないところもありますよね。

六本木駅のそばですから、六本木エリアを散策、夏休みに平日を利用してお出かけになってみてはいかがでしょう。そうそう、私の好きなグランド ハイアット 東京もすぐお向かいにあるので、立ち寄ってみてください。