こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
10月1日に、日光市で「なんだろうCHOCOTTO NIKKOって?~チョコレートの魅力~」と題したイベントが開催されました。日光市長の粉川昭一さんと、チョコレートジャーナリスト 市川歩美の対談形式の講演のほか、パネルディスカッションが行われ、会場には多くの人が訪れていました。
日光市で「CHOCOTTO NIKKO」キックオフ!
「CHOCOTTO NIKKO(ちょこっと日光)」は、日光市が取り組むプロジェクトです。
2021年から取り組む、チョコレートを日光の新たな食の魅力として発信しようというプロジェクト「CHOCOTTO NIKKO」。この活動を広く知ってもらおうと、日光商工会議所の推進委員会が主催となって開催されたのが、今回のイベントです。
会場では、様々な日光ならではのチョコレートが販売されたほか、小学生以下のみなさんにむけて、チョコレートのつかみどりも開催されました。
あまりにも楽しそうでしたので、会場で出会った女の子に「ちょっとみせていただいていいですか??」とどんなチョコをどのくらいつかめたのかを、みせてもらいました。
金色のパッケージの中身はミルクチョコレートです。片手でつかめるだけ、チョコレートをつかんで、プレゼントしていただけるなんて、うれしいですよね!
チョコレートの歴史や、製造方法などの展示もあり、チョコレートを学べる工夫もされていました。
日光市長と市川歩美による対談形式の講演
ニコニコホールでは、「日光とチョコレート」をテーマに、粉川昭一市長とチョコレートジャーナリストの市川歩美(私)が対談形式で講演。
日光市長の粉川さんは、周囲の方をなごませ、包み込むようなやさしさのある方で、私はお話しながら心があたたまり、終始にこにこ。市長は、チョコレートがとてもお好きなのだそうです。
対談で、粉川市長に子どもの頃のチョコレートの思い出を伺うと、様々な日本のチョコレートメーカーの板チョコレートの召し上がられたことや、板チョコなら特に赤いパッケージの板チョコレートが好きだったこと(これは私もそうでした!)、また「ハイクラウン」が特別魅力的に感じられていた、というような懐かしいお話をお聞かせくださいました。
粉川市長が日光のチョコレートをレポート
そして後半、粉川市長と私は、この日に販売されていたチョコレートやチョコレートのお菓子、パンなどを試食して、感想をお話ししました。
粉川市長は、一つ一つのチョコレートに対して的確なコメントをくださり「市長の食レポをお聞きになる機会は、市民の皆さんもなかなかないのではないでしょうか?」などと私もわくわく。あうドリンクをご提案くださったりと、市長が食に造形が深い方であることが、コメントを伺ってよくわかりました。
市長は日光市の「CHOCOTTO NIKKO」をはじめとするお取り組みについてもお話しくださいました。私は、私が訪れて改めて感じた日光市の素晴らしさ、チョコレートの魅力などをお話。
パネルディスカッションも
パネルディスカッションは、「これからの日光とチョコレート」と題して行われました。
宇都宮大学教授の横尾昇剛さんをファシリテーターに、パネリストは、パレスホテル東京のショコラティエール 小林美貴さん(栃木県ご出身!)、日光市女将の会 会長の高橋真由美さん、栃木県洋菓子協会会長の赤羽利博さん、日本チョコレート工業共同組合 専務理事の加藤公一さん、チョコレートジャーナリストの市川歩美です。
あらゆる角度からなぜ日光でチョコレートなのか、今後の可能性についてディスカッション。今後、ますます多くの美味しく、楽しいチョコレートが日光で生まれることでしょう。
日光の自然の中で味わうチョコレートは、どれもとてもおいしかったです。
歴史をひもとけば、中禅寺湖畔できっと明治初期からチョコレートを味わっていたヨーロッパの方々がいらっしゃったであろうこと。ジョン・カナヤのルーツは、実は日光にあり、鬼怒川温泉ホテルにあること。
私自身、日光で様々なことに気づきました。またチョコレートに会いに出かけようと思っています。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美