フェレロ(イタリア)のみなさまとイタリア大使公邸で
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
今日はフェレロ社の方々と、以前、イタリア大使公邸でお目にかかった際のお話です。「ロシェ」が有名な商品ですね。
イタリア大使公邸でフェレロのエグゼクティブのみなさまと
フェレロ社は1946年、イタリア北部ピエモンテ州のアルバで創業。私はピエモンテ州が好きですから、親近感を抱いているところがあります。先日、10月に訪れたばかりでもあります。
フェレロ社アジア太平洋、韓国、日本エリアの責任者のマッシモ・ダンブロージオさん、プラリネマーケティングマネージャーのエレナ・ガルブゼリさんが来日され、イタリア大使公邸でお目にかかりました。
フェレロのアイコンチョコレート「ロシェ」
みなさんにおなじみなのは、このチョコレート「ロシェ」だと思います。ゴールドの包みでわかりますよね。
丸いウエハースが、チョコレートとクラッシュヘーゼルナッツを包み、中にはヘーゼルナッツがころんと1粒。ココアヘーゼルナッツクリームが入っていて、4層構造です。
フェレロのCSR活動
フェレロ社の皆さんからは、CSR活動について伺いました。チョコレート関連会社のCSR活動は、私が注目しているテーマです。
発表によると
・フェレロ社は、2020年までに使用するカカオを、100%持続可能認証を取得したものにするという目標を掲げました。2018年10月の段階で、その70%が実現している。
・ヘーゼルナッツは2020年までに100%トレサビリティを確保し、、砂糖、卵、牛乳などの素材にも同様に目標を掲げ、持続可能なサプライチェーンの実現を目指している。
・またリサイクルできるパッケージ、過剰包装を減らして資源を守り、保管や輸送を効率的にする。
・工場や契約農園のある地域への貢献を引き続き行う。
地球と人にやさしい取り組みを行なっているとの内容でした。
フェレロといえば「ヌテラ」
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、世界的にはこれです。
フェレロといえば、海外では絶大な人気を誇る「ヌテラ」。
以前、私が出演した番組
フジテレビ「バイキング」で、ショコラコーディネーター市川歩美が選ぶ【コンビニで買える!本格チョコレートランキング】
としてランキングをご紹介したところ「ヌテラ&ゴー」に注目が集まり、全国から問い合わせが殺到しました。(ほんとに楽しいお菓子ですよね)
ヌテラというものは同じ味にできそうでできないのです。「7種類の素材だけで作られますが、他社が似たものを作ろうとしても実現不可能」(エレナさん)
私は今後、企業のCSR活動抜きにカカオをはじめとする素材の長期安定供給の存続は難しいと考えています。
<参考記事>
私(市川歩美)が東洋経済オンラインで書いた記事↓
2020年「チョコレート危機」は本当に来るのか
ーカカオの需給安定は消費国の支援次第だー
フェレロのチョコレートを食べながら、少し世界の環境に目を向けていただければと思います。
<おうちでチョコ>
フェレロ の「ロシェ」はアマゾンなどなど、いろいろなところで買えます。おうちで楽しんで。
アマゾンでフェレロ のロシェを購入