こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
12月も半ばを過ぎました。街はクリスマスのイルミネーションが輝き、チョコレートショップにはクリスマス限定のきらびやかなチョコレートが並んでいますね。チョコレート好きな読者のみなさんは、いかがお過ごしですか?
今日は、私が出会ったクリスマスのチョコレートの風景を、写真をまじえて、ご紹介します。
真っ赤なハートのクリスマスツリー

ピエール マルコリーニ(銀座)にて
世界的に見ると、クリスマスは最もチョコレートが売れるシーズン。クリスマスは、ホリデーシーズンを彩るギフトにふさわしい華やかなチョコレートが多いのが特徴です。
ピエール マルコリーニは、真っ赤なチョコレートでクリスマスツリーをデザインした、素敵なチョコレートボックスを販売しています。
J-WAVEで、12月10日に私が出演したときに、このチョコレートの紹介をしましたが、気がついたらオンラインショップが完売になっていました。すごい人気ぶりのようです。
赤いチョコレート「クールフランボワーズ」が人気ですが、私は実は、下の木の部分になっている小さなロゴ入りビターチョコレート(2枚)がフルーティーで、好きなのです。

ビッグサイズのチョコレートボックスだけがくれるときめき

ラ・メゾン・デュ・ショコラ(六本木ヒルズ)にて
ラ・メゾン・デュ・ショコラのクリスマスのコレクション。とても素敵です。クリスマスツリーの樅の木を思わせる深いグリーンがシック。
先日、六本木のブティックのショーケースで、目が離せなくなってしまったのが、110個入りボックスです。大人気で、私が伺った時はソールドアウトになっていました。
パリでよく見かける、これくらい大きいボンボンショコラのボックス。私はこのサイズのチョコレートボックスを見るのが大好きで、チョコレートボックスは大きければ大きいほど、ワクワクするようなときめきがあると、感じているのです。
これぐらいビックなチョコレートボックスだけがくれるときめき。日本でも感じて嬉しかったです。お値段は28,000円。スペシャルなお集まりや、特別なシーンへのギフトに。
パスカル・ル・ガック(フランス)のクリスマス

パスカル・ル・ガック(サン=ジェルマン=アン=レー本店のInstagramより引用)
Instagramを眺めていたら、パスカル・ル・ガック本店(フランス)の、クリスマスチョコレート作りの作業風景に出会いました。
フランスでクリスマスは、イースターと並ぶチョコレートのシーズン。ショコラティエさんたちは今、大忙しです。
私も何度か訪れた、フランス(サン=ジェルマン=アン=レー)のパスカル・ル・ガック本店。シーズンごとの、ブティックの可愛らしいディスプレイは、シェフ自らが手がけていました。
パスカル・ル・ガック シェフは、ラ・メゾン・デュ・ショコラのシェフを長年勤めて独立した有名シェフです。フランスと東京で、何度もお目にかかっていますが、毎回例外なくお優しく、振る舞いや言葉から、思いやりがあふれています。
イースターやクリスマスには、遊び心あふれる可愛らしいデザインのチョコレートをお作りになるシェフ。トナカイのチョコレートの表情から、シェフの笑顔と、サン=ジェルマン=アン=レー界隈のお客さまの笑顔が、心に浮かびました。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美