ユーゴ アンド ヴィクトールが、2019年ノエル、2020年バレンタインコレクションを発表しました。
中でも、パリで一番人気のチョコレートのクリスマススイーツ「Le Truffle (トリュフ)」が今年、日本で初めて販売されることが決定。いち早く紹介します。
ユーゴ アンド ヴィクトールのパリで一番人気のクリスマススイーツ「Le Truffle (トリュフ)」
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。来日していたユーグ・ブジェシェフと、色々お話しました。
まず私が、お聞きしたのは「トリュフ」について。パリのサイトで注目していたので、人気ぶりを伺うと
「トリュフはパリのクリスマスでは、一番人気です。サイズも味も全部パリと全く同じ。パリではクリスマスは、日本のバレンタインのように、チョコレートが人気があります」とのこと。
「Le Truffle (トリュフ)」の構成
初めて実物を見ました。「トリュフ」は直径6センチで、「ブシェ」をちょっと大きくしたくらいのサイズ。チョコレート製の羽根飾りが、トリュフを囲んでいます。
▲ 1500円(税別)、専用ボックス付き ※販売期間:11月27日から2020年1月31日
構成の中心となるマダガスカル産カカオのチョコレートを使ったムースには、ほんの少しだけ、トンカの香り。周りのカリッとしたチョコレートの周りにはココアパウダー、中心には香ばしいヘーゼルナッツのプラリネのクーリが入っています。カットするととろ〜り、流れ出す感じ。
球状のチョコレート部分の底には、ビスキュイザッハ、さくさくのフィユティーヌ。全体をプラリネサブレが支えています。
全体的にやわらかなテクスチャーで、底にいくほどさくっ、かりっとしたテクスチャーがあり、食べ応えがあります。
「食べるとそんなに重くないです。軽く仕上げていますからね」(ユーグシェフ)。確かに、さらっと半分いただけました。
チョコレート好きで、トリュフ好きな方には特におすすめ。もっというと、プラリネの風味がお好きな方へ。シンプルでスタイリッシュなデザインを愛する方にも、おすすめです。
*注意事項
手にカカオパウダーがつきやすいので、カットするときは手を拭くものを身近にキープしましょう。お洋服を汚さないように注意してください。
パリでは2つ以上買ってファミリーで楽しむスタイルも
サイズについてこんなお話も。
Ayumi「パリでは、クリスマスはファミリーで祝うのが一般的ですが、このサイズはファミリーには少し小さいのでは?」
ユーグシェフ「少人数の家族ならひとつ、ファミリーによってはこれをいくつも買って並べて食べるんです」だそうです。なるほど。
そして、トリュフ以外のケーキとしては、下の写真(右下)のチョコレートケーキは、「レットル ア ジュリエット(ジュリエットへの手紙)」があります。ヴィクトル・ユーゴーが25年間愛し続けた女性、ジュリエットが名前の由来だそうです。
ケーキ以外に、ボンボンショコラも登場します。スキーデザインのボックス、昨年人気だったクリスマスデザインボックス、そして6種類の新作ボンボンショコラも。
バレンタインの新作もふくめ、また随時ご紹介することにします。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美