こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
先日青山で、ラ・メゾン・デュ・ショコラのクリスマスコレクションが発表されましたので、ご紹介します。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ2019年クリスマスコレクション
ラ・メゾン・デュ・ショコラの2019年のクリスマス。コレクションの名称は「セクルクポレール」です。
ピンクからパープルにグラデーションする美しいパッケージが新しくて、モダン。
北極圏にしろくまがいる、このデザインを担当したのは、フランス人デザイナーのBORIS・ZAION(ボリス・ザイオン)さんです。動物を色々とデザインしてイラストを描く方で、今回メゾンが掲げたテーマに近かったため、ザイオンさんにメゾンが依頼したそう。
4種類のボックスがあります。クリスマス限定のシロクマがプリントされた、限定の新作、マダガスカル67%のプレーンダークガナッシュが入っているのが特徴。黄色いフルーツのようなフルーティさ、カカオ感が感じられる一粒です。
セットされている定番の人気ボンボン・ドゥ・ショコラは、サルバドール、アンダルシア、リゴレット・レなど。ラ・メゾン・デュ・ショコラの代表作の数々です。
いつも思うんですが、メゾンのプレーンなミルクガナッシュ、美味しいですよねー、昔から私は、メゾンのミルク系ガナッシュが好きです。「リゴレット・レ」など。
タブレットが、正方形にカットされ、並んでいます。今年の新作タブレットです。これまでにないスタイル。
デザインのイメージは「クマが流氷の上で、キラキラした雪の結晶が降るのを眺めているデザイン」だそう!
毎年、メゾンのクリスマス・バレンタインの発表には伺いますが、近年、特に進化を感じます。デザイナーとのコラボレーション、プレゼンテーション。時代にあわせた進化、といえるでしょう。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ2019年アドベントカレンダー
▲「ショコラ カレンダー 2019」9000円(税別)
そしてこれこれ。毎年楽しみにしている方が多い、ラ・メゾン・デュ・ショコラアドベントカレンダー。今年は初です。このカラー。
アドベントカレンダーとは?
ところで。
そもそも、アドベントカレンダーとは?
ご存知ない方のために解説しておきますね。
Advent calendar(アドベントカレンダー)=クリスマスまでの日数を数えるカレンダー
それをアレンジして、チョコレート入りの扉をつけたカレンダーが、チョコレートブランドには、11月くらいから並び始めます。
楽しみ方は「12月1日からイブまでの24日間、毎日小さな扉をあけて、中に入っているショコラを楽しみながら、クリスマスを迎えましょう」という感じ。1日一つの扉をあけて、チョコを一つずつ楽しみながらクリスマスを待つのです。
でも、私の場合。
よく親しい人にはカミングアウトしますが、私はアドベントカレンダーを規則正しく食べ続けられた経験が皆無です。
毎年のように
1日スキップしてしまって、翌日2扉開けることになったり、3扉開けることになったり、別日の窓を少し開けて様子をみたり。安定しません笑。
まぁ、私の場合はちょっと特殊で、チョコレートを仕事にしており、日々チョコをアドベントカレンダーに限らず食べているので、許されるかなぁ、とも思っているんですが……。
ぜひ、みなさんがどうか知りたいです。規則正しく1日ずつ扉をあけて、食べられてるいますか?イベントなどで私に会ったら、ぜひ経験、進捗状況を教えてください。
ラ・メゾン・デュ・ショコラの今年のクリスマスケーキ(ビュッシュ ドゥ ノエル)や、アートピースについては、クリスマス気分が高まった頃に。販売は11月中旬頃です。
ニコラ・クロワゾーシェフが、私との写真をインスタグムのストーリーにあげてくださっていました。光栄!
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美