カバヤの「ソイ・デ・ショコラ」は豆乳を使った注目の新ミルクチョコ

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【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。

カバヤ食品が、9月27日に新商品「ソイ・デ・ショコラ」を全国で発売しました。このチョコレートには、牛乳由来の粉乳ではなく、豆乳が使われているのが特徴です。

「ソイ・デ・ショコラ」55g

目次

豆乳のミルクチョコレートは味わいがすっきり

 

ミルクチョコレート、といえば、牛乳由来の粉乳が使われているのが一般的ですが、この「ソイ・デ・ショコラ」は、かわりに、豆乳を配合しています。

いわば、ソイミルクチョコレート。私なら、そうカテゴライズしたいチョコレートです。

実際に味わうと、いつも味わっているミルクチョコレートとの違いを感じます。牛乳が豆乳に置き換わるだけで、甘みの強さがやややわらぎ、すっきりと味わえる印象に。

「ソイ・デ・ショコラ 大袋」142g

 

私(市川)は、取材で何度か、乳違いであとは全く同じ2種のチョコレートを味わい比べましたが、明らかな違いがあって驚きました。

豆乳を使用した方が、体にやさしいような、そんな感覚をもたらす食べ心地です。

 

「SOY de Chocolat(ソイ・デ・ショコラ)」

 

「国内で入手できるあらゆる豆乳粉末を集めて試作したうえで、ひとつの豆乳を選び、さらに豆乳の分量やカカオのバランスを考え抜いた」

そう話してくれたのは、このチョコレートを開発した、カバヤ食品の秋田康裕さん。豆乳にも、あらゆる風味のものが多数あるのです。

どんな味の着地点を目指したのか。

秋山さんは「豆乳をあまり使いすぎるといわゆる「豆乳くささ」が気になってしまう人もいるため、豆乳がほどよく感じられ「おいしい」と多くの方が感じられる着地点に、試作を重ねて落とし込んだ」と、話してくれました。

 

都内で行われた新作発表会に市川歩美も登壇

 

メディア向けに都内で開催された新作発表会では、私もチョコレートジャーナリストの立場から、トークセッションに参加。

開発者の秋山康裕さんと、マーケティング本部の山本彩夏さんと、チョコレートの世界のトレンドやカバヤ食品の歴史などをふまえ「ソイ・デ・ショコラ」の注目点などについて、お話ししました。

開発への本気度が高い秋山さんと山本さん。トークには手応えがあり私は終始ワクワクでした!

 

私がトークセッションでお話した内容の一部は以下です。

今の時代はチョコレートにもさらなる多様性が求められ、健康志向の高まりを受けた「カカオ×健康食材」の組み合わせも人気を集めています。中でも、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどいった「プラントベース」は今後のトレンドとして注目の新しいチョコレートカテゴリー。

カバヤ食品が、トレンドを押さえながらも、ロングセラー商品を多数生み出してきた理由は、商品のコンセプトや価値のわかりやすさ、親しみやすさにある。手が届きやすい価格でカバヤ食品が、このような商品を全国販売することにより、今後、カフェに「ソイラテ」があるように、チョコレートにも「ソイチョコ」という新しい選択肢が定着するかもしれない、と期待している。

(市川歩美)

「ソイ・デ・ショコラ」の詳細については、また別途レポート記事にします。

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チョコレートジャーナリスト 市川歩美

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