こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリスト、市川歩美です。大阪・松屋町にあるUHA味覚糖本社ビル。実はこのビルの2階に、楽しいカフェがあって今、「アフタヌーンティ」が話題になっているのをご存じでしょうか?
UHA味覚糖の開発チームと、チョコレート専門店「キャギ ド レーブ」がタッグを組んだ、「これまでにない、そしてこれからのお菓子体験」。先日体験してきましたので、みなさんにシェアしますね。
ショップ&カフェ「UHA PARK&CAFE」

大阪の地下鉄「松屋町」駅から歩いてすぐ。場所は、ショップ&カフェ「UHA PARK&CAFE」です。すっかり気に入ってしまいました。広くて、心地よいカフェなのです。
マップをはっておきますね。

また改めて紹介しますが、このカフェのメニューがよいです。ドリンクをオーダーすると「キャギ ド レーブ」のチョコレートがついてきたり、ドリンクの回数券があったり。おいしいメニューが季節ごとに提供されています。
「UHAアフタヌーンティ」とは?
そんな中、今多くのご予約が入っているそうです。「近未来のお菓子」をテーマに、UHA味覚糖の高い技術、そしてセンスをアフタヌーンティで表現したのが「UHAアフタヌーンティ」。

9つのアイテムは開発チームとキャギ ド レーブによる
プレートにのって提供されるのは9つのアイテム。実はこれらは、UHA味覚糖が誇る開発チームとチョコレート専門店「キャギ ド レーブ」の開発によるものです。
UHA味覚糖の自社開発チームによるプロデュースが3つ
これまで数多くのお菓子を世に送り出してきた開発陣が、「アフタヌーンティーという特別なスタイルでしか出せない贅沢なお菓子」をテーマに生み出した、技術と遊び心が詰まったスイーツです。(琥珀のグミ、透明ポテトチップス、生カヌレット)
チョコレート専門店「キャギ ド レーブ」プロデュースが6つ
こちらはチョコレートを使ったお菓子の可能性に特化。アシェットデセールのような繊細さと、最先端技術を活かした構成で、一般販売ではできないような挑戦的なスイーツが揃います。(上の3つ以外)

味覚糖さんの「UHA」とは「ユニークヒューマンアドベンチャー」という意味。そして遊ぶ波「游波」の意味もあるんですって。お菓子を通じた未来へのアドベンチャーであ、遊び心を伝えるのが「UHAアフタヌーンティ」ということになりそう。
① UHA坊やギモーヴ


真ん中の、棒付きの白いギモーブです。
ライムの香りが爽やかに広がる、ぷわんぷわんのギモーヴで裏側はロゴ入りチョコ。そして目の部分にもチョコ。UHA坊やのフォルムがとても愛らしく、見た目の可愛さとともに、食感のやわらかさ、弾力、そして香りの良さにも注目してください。Hello!と書いてあるのもホワイトチョコ。


実はこの「UHA坊やギモーヴ」、かつて販売された際は、即完売したほどの人気商品だとか。たしかにお土産にしたら楽しそう。ふわんふわんふわん、として誰もが好きそうなお味です。
② 生タルトショコラ


タルトと聞くとサクサクを想像しますよね。しかし、こちらはしっとり、そしてほろほろ〜。
下層はブラウニー、上はホワイトチョコの焼きチョコという2層構造で、キャラメリゼの風味がきいているのです。手が混んでいるな〜と思いました。口どけのおもしろさと、焼きチョコの香ばしさが心地よい、生っぽいタルトです。
③ 食べ比べショコラシュー


チョコクリームの2つのプチシューです。カカオ分66%と39%、2種のチョコレートクリームが詰まったシュー生地。66%の方はビターめで、39%は外側に粉砂糖がまぶしてあります。
意外とありそうでない「カカオ%によるプチシュークリームの食べ比べ」。どんな方も好きそう。そしてチョコレートをよく知る人もカカオの割合による印象の違いが面白いはず。
④ いちごのミルチュイール


ミルチュイール?という感じですよね。ミルフィーユとチュイール、だからミルチュイール。ミルフィーユみたいに、薄いチュイールとチョコレートを組み合わせた新感覚、新発想です。
サクサク&カリカリの食感に、ヴァローナ社の「インスピレーション・フレーズ」(天然の苺風味がぎゅっ)のチョコレートやビターチョコレート、なめらかなチョコレートクリームが重なります。
⑤ もなロン


もなかとマカロンなので、もなロン!
モナカの皮に、マカロンが入っていて、蓋の方のモナカに自分でさつま芋のホワイトチョコクリームを詰めて楽しみます。別添えのお芋のペーストが本当においしくて、たっぷり目に別添えのスプーンで好きな量を詰めましょう。外はパリッ、中はとろり、だけどマカロンのカリッ、フワっ。
⑥ ぬれサブレと氷サブレ


ぬれ、といったらおかき、ときそうなところ、こちらはサブレ。しっとりとした「ぬれサブレ」です。コンセプトがおもしろいですよね。
上にのっているのが「氷サブレ」。ちょっとひんやり感があります。どちらもチョコレート感がありますよ。食感と温度感の演出があって、これまでにないダブルサブレ。美味しかったです!
⑦ 琥珀のグミ(巨峰とシャインマスカット)


繊細でうすーい「琥珀のグミ」2種は、透明なジュエリー感覚のグミ。琥珀糖のように外はシャリッ、内側はジュワッと果実の香りが広がります。
ただし、時間とともに少しずつ表面の結晶化が進んでしまう繊細なつくりのため、一般のお菓子としての販売ができません。アフタヌーンティやアシェットデセールのようなスタイルだからこそ可能だという、特別感あり。
⑧ 透明ポテトチップス 泡のはちみつ添え


見て驚く「透明ポテトチップス」。薄くて、すりガラスのように向こうが透けるほど。味わうとパリっ、なになに??と盛り上がると思います。
どうしても気になって、担当の方に「どうなってるのでしょうかこれは」と質問をなげたところ、基本的には企業秘密だそうですが、実は使う素材はポテトではないんですって。ほー、なんでしょう、と思いつつも、食べた感覚がポテトチップス。塩やほんのりバター風味があります。
歩美のお気に入り「泡のはちみつ」


気に入ったので、9つのアイテムではないのですが、ご紹介したいです。別のラックで届きます。上の段は「もなロン」とあわせるスイートポテトペーストです。そして下の段が「泡のはちみつ」。
この「泡のはちみつ」がすごく気に入ってしまいました。開発チームによる力作、いいですよこれ。100%ハチミツなのにバターのような固形で泡みたいなテクスチャー。


こんなふうに「透明ポテトチップス」に合わせる提案がされていますが、そのまま食べてもおいしいです。モダンなレストランで出てきそう。おいしいので、ぜひスプーンで味わってみてください。(持ち帰りはできませんが、私ならバターとこの「泡のはちみつ」をパンに塗って、朝ごはんにしたいな〜)
⑨ 生カヌレット


ぷわんぷわんの、かわいいカヌレ。「生カヌレット」は、UHA味覚糖の名作、あの「コロロ」を生み出した方が開発したという、新食感、新ジャンルのカヌレです。
表面は軽く香ばしく、中はしっとりふわふわ。ラム酒が香る本格的な味わいです。ラムの風味が好きな方は絶対に好き。紅茶にもコーヒーにもあいます。
インフォメーション


UHA味覚糖さんの商品は全国で買えますし、キャギ ド レーブの商品も大阪で購入できます。でも、このアフタヌーンティーのメニューは、このスタイルでしか楽しめない特別なもの。つまり、一般には販売されていない品ばかりです。
「UHAアフタヌーンティ」
3300円(税込)ドリンク付
事前予約を忘れずに!
3日前までに「UHA PARK&CAFE公式サイト」から予約が必要
予約はここから → https://www.uha-mikakuto.co.jp/parkandcafe/
90分制で、時間帯は以下です。
10:30~12:00
12:00~13:30
13:30~15:00
15:00~16:30
アクセス:大阪メトロ・松屋町駅から徒歩5分、谷町六丁目駅から7分
店内56席で、ドリンクやUHA味覚糖の商品、限定アイテムなどをお買い物できます。
ショップ&カフェ「UHA PARK&CAFE」:https://www.uha-mikakuto.co.jp/parkandcafe/
大阪で万博とアフタヌーンティ
東京を拠点にする私は、このウワサのアフタヌーンティーを味わい、大阪万博にも出かけてきました。万博へ行かれる方、セットで楽しむのはどうでしょう?大阪万博とあわせて、「ちょっと近未来的な体験」ができます。
同じビルの1階には「キャギ ド レーブ」があり、味覚糖さんのちょっとレアな商品がずらりと並んでいるので、お土産も買えます。
ゆっくり過ごせるあたたかな雰囲気っていいですね。心地よく過ごせて、私はこのカフェのファンになりました。今後、大阪取材の際には、積極的に利用したいです。大阪を訪れるみなさんの参考になれば、うれしいです。
text ジャーナリスト/チョコレートジャーナリスト 市川歩美