【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
日本発のスペシャルティチョコレート専門店「Minimal」が、新しい業態のパティスリーを、9月16日に祖師ヶ谷大蔵にオープンします。カカオの魅力を活かした新しいスイーツを提供します。
場所は、祖師ヶ谷大蔵駅南口そば
「ミニマル パティスリー 祖師ヶ谷大蔵」は、 小田急「祖師ヶ谷大蔵「駅南口から歩いてすぐのところにあります。商店街を歩いていくと、右側。一足先に、お店を拝見してきました。
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「Patisserie Minimal 祖師谷大蔵」9月16日オープン。駅の南口から歩いてすぐ。 pic.twitter.com/1szConLmQL
— チョコレートジャーナリスト 市川歩美(AYUMI) (@ayumisroom) September 5, 2023
代表の山下さんによると「City Craft」をコンセプトに、インテリアも外装も、もちろん商品の内容も揃えているそうです。なるほど。クラフトチョコレートは、地方にたくさんありますが、ミニマルは一環して、都市部で行うことの意味、価値を考え続けています。
コンクリート打ちっぱなしの壁やスピーカー、アンティークの扉、ショーケースもかっこいい。でもクールすぎないのが祖師ヶ谷大蔵にあるパティスリーですね、という感じがしました。
チョコレートスイーツの種類
Minimalは、これまでカカオ豆から作るチョコレートを販売する、ビーントゥバー専門店として知られてきました。
オープン9年目にしてオープンした、新業態のパティスリー。これまでのMinimalのチョコレートをベースに、ケーキや焼き菓子、アシェット・デセールなどの新しいスイーツメニューを提供します。
こんな感じで、ミニマルの自家製チョコレートを使ったパティスリーがいろいろ。クッキー缶もあります。
シグネチャーケーキは「チョコレートケーキ」
シグネチャーケーキは 、ビーントゥーバーを体現した「チョコレートケーキ」。
「チョコレートケーキ」は、 7層によるチョコレートケーキです。タンザニア産チョコレートのムースと、カカオパルプのフルーティーさが印象的。メインのタンザニア産チョコレートムースがおいしいので、ケーキのいわゆる端の方だけを味わうのも、おすすめ。私は好き。
焼きたてチョコレートフィナンシェ
工房併設の店舗なので、毎日焼きたてのフィナンシェが楽しめます。チョコレートをたっぷり使ったフィナンシェはとてもオススメ。外側はパリッと、中はふわっと。
「ガトーバスク・ショコラ」は、 フランスの伝統が私である加藤バスクにチョコレートがなしをちゃんとして焼き上げたもの。ザクザクとしたサブレ生地の中にチョコレートの濃厚な香りのガナッシュ。
チョコレートクリームパン
「ミニマル パティスリー 祖師ヶ谷大蔵」のシェフ、奥野さんは、元パン職人だそうです。その経験を生かして、ミニマルのチョコレートの個性とパンの相性を追求したチョコレートクリームパンを完成させたそう。
こちらもシグネチャーのひとつ。
キューブ型のパンです。
カットすると、チョコレートクリームが2種類入っていて、濃厚なチョコレートカスタードクリームとともに、なめらかなチョコレートクリームがとろり。ミニマルのロゴ入りブリオッシュ生地に包まれています。
カフェスペース
4つ椅子が並ぶ、カウンター(カフェスペース)が併設していて、ここでは、パフェやスフレなどのイートインメニューのほか、ドリンクも楽しめるそうです。
代表の山下さんによると「今後、カフェで提供するメニューを5品を考えています。ひとまずパフェとスフレ。金土日の提供で、まずは2品を定番として始める予定です」とのこと。
カウンターに座ると作業スペースが全て見られます。
カウンターに座らなくても、お店でショッピングしていると、スタッフの作業が見えて、スタッフさんと距離がとても近い感じ。
インフォメーション
パティスリー ミニマル 祖師ヶ谷大蔵
9月16日オープン
住所:東京都世田谷区砧8-8-24
アクセス:小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅南口 徒歩3分
定休日 火曜日と水曜日(2023年11月以降変更あり)
ビーントゥバー専門店が、祖師ヶ谷大蔵に開く、パンやお菓子を売るパティスリー。私個人的には、10年前にはちょっと考えられなかったお店の登場です。ミニマルの新しいチャレンジと進化、今後の展開が楽しみです。個人的には、小田急線の急行ではない、普通列車にのって、ゆっくりこの駅に降り立つのがとても好き。また出かけます。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美