こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
この記事では、ラ・メゾン・デュ・ショコラ、日本ではどこに店舗があるのかな?と考えている方のために、2023年6月時点での店舗を、リンクします。また、ブランドの成り立ちについても、簡単に説明します。
ラ・メゾン・デュ・ショコラとは?
チョコレート愛好家にとっては超メジャーブランドですが、一般の方にはまだ「どこにお店があるの?」「どんなブランド?」という方が多いに違いない、と思いあたったので、この記事でまとめておきますね。
まず「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」は、日本でも人気の高い、パリを拠点とする高級チョコレートブランドです。
創業は1977年。パリで、菓子職人であるロベール・ランクスさんが、「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」を、パリ8区のフォブール・サントノレ(住所は225 Faubourg Saint-Honoré)で創業しました。
ランクスさんは、フランス南西部、バスク地方のバイヨンヌ生まれ。地元の製菓学校をへて、バイヨンヌで菓子職人として仕事をしていた方です。
従来のチョコレートのスタイルを変え、全く新しいタイプのチョコレートを生み出したのがラ・メゾン・デュ・ショコラ。このブランドが作る繊細なボンボン・ドゥ・ショコラは、瞬く間にグルメなフランス人を魅了し、次第に世界中で愛されるようになりました。
1998年には日本にも上陸。日本初のブティックは東京の青山にありました。(かつて表参道交差点近くにあったハナエモリビル)
ニコラ・クロワゾーシェフについて
現在、ブランドを率いるのは、シェフ・パティシエ・ショコラティエである、ニコラ・クロワゾーシェフです。
シェフとは、日本でも毎シーズンお話しますが、フランスでもお会いしています。
上の写真は、パリ近郊にあるラ・メゾン・デュ・ショコラのアトリエを取材したときのものです。私はシェフの専用ルームにまでご案内いただき、いろいろなお話をしました。「ここ(シェフの部屋)まで来るひとはあまりいないよ」と笑ってくださったのを、よく覚えています!
チョコレートジャーナル内の記事でも、あらゆるメディアの記事でもニコラシェフとお会いしたときのことや新作について書いていますので、検索してみてください。
2012年にシェフ・パティシエ・ショコラティエに就任されたときは、日本で私(市川歩美)がインタビューをしました。記事は、下にリンクします。
ボンボン・ドゥ・ショコラが人気
メゾン・デュ・ショコラのボンボン・ドゥ・ショコラ(一粒チョコレート)は、日本のチョコレート愛好家にも、長年愛され続けています。
最高の素材を求め、集め、フランスのアトリエで作られるボンボン・ドゥ・ショコラの数々は、 世界中のグルメな方々を魅了しているのです。上品さ、変わらない美味しさ。繊細なチョコレートのコーティング、ナチュラルな風味。
味と美しい世界観を通じて、パリの文化を継承し続けている。それが、ラ・メゾン・デュ・ショコラが、世界中の良いものを知る愛好家、グルメから愛され続ける理由だと、私(市川歩美)は考えています。
伝統を継承しつつモダンに進化
ラ・メゾン・デュ・ショコラは、1977年創業の、エレガントなチョコレート専門店。
パリの老舗チョコレート店らしい上品さがありますが、一方で、時代にあわせた進化が、チョコレートやイベント、店舗の内装などにも現れています。
パリで開かれた40周年記念イベントは、とてもスタイリッシュで、クールでした。音楽も照明も、まるでクラブ??と錯覚してしまうほど。
様々なラ・メゾン・デュ・ショコラを代表するチョコレートのほか、華やかに仕立てられたガトーも登場。
(写真の説明)
ルーブルで盛大に開催された、ラ・メゾン・デュ・ショコラ40周年パーティにお招きいただいたときの写真です。大勢のドレスアップしたゲスト、ラ・メゾン・デュ・ショコラのショコラティエ、パティシエがショコラやガトーをふるまい、デモンストレーション。メゾンの元シェフ、パスカル・ル・ガックさんともご一緒した楽しい夜でした。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ日本の店舗はどこにある?
ラ・メゾン・デュ・ショコラのブティックが、日本のどこにあるのかをここでまとめます。
1998年に日本初のブティックがオープンして以来、2023年6月現在、東京に7店舗、神奈川に1店舗、大阪に2店舗があります。
横浜では、ソフトクリームや限定エクレアなど、カジュアルに楽しめます。初めての方もどうぞ。
大阪には2店舗
2012年には大阪に初めてのブティックをオープン。現在は、梅田阪急と高島屋に二つのブティックがあります。
日本でラ・メゾン・デュ・ショコラの店舗を探している方、そしてブランドの成り立ちを知りたい方の参考になれば幸いです。ぜひこの記事を参考に、ラ・メゾン・デュ・ショコラに出会ってくださいね。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美