【The Chocolate Journal チョコレートニュース】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
ラ・メゾン・デュ・ショコラが、2021年9月2日に「ガナッシュ ビーガン」を、販売します。フルーツのガナッシュは5種類。クリームやバターを使わず、アガペシロップとメープルシロップで甘みをつけているのが特徴です。
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ラ・メゾン・デュ・ショコラの定番がビーガンに
「ガナッシュ ビーガン」はボンボンドゥショコラが5種、合計16粒入ったギフトボックス。または、各種一粒378円(税込)での販売もあります。
特徴は、ラ・メゾン・デュ・ショコラの定番ガナッシュ、5種が、植物性バージョンになっていること。
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深いグリーンのパッケージ。使われている5種類のフルーツがデザインされています。
ラ・メゾン・デュ・ショコラ「ガナッシュ ビーガン」5種の内容
ビーガンバージョンになったのは、ラ・メゾン・デュ・ショコラファンなら誰もが知っている、サルバドール、アンダルシア、シベルタ、そしてカシスや、マラクジャ。
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・カシス ノアール ヴェガン
ダークチョコレート、少量のココナッツミルクチョコレート、ブルゴーニュ産カシスのピュレと、カシスの蕾
・シベルタ ヴェガン
ダークチョコレート、レモン、少量のココナッツミルクをつかったチョコレート、レモンピールと果汁
・アンダルシア ヴェガン
ダークチョコレート、少量のココナッツミルクチョコレート、オレンジのピュレ
・マラクジャ ヴェガン
パッションフルーツの果肉を加えて発酵させたカカオのダークチョコレート、少量のココナッツミルクチョコレート、パッションフルーツのピュレ
_サルバドール ヴェガン
ダークチョコレート、少量のココナッツミルクチョコレート、フランボワーズのピュレ
ラ・メゾン・デュ・ショコラ「ビヤンネートル」から3年
3年前の2018年6月に、ラ・メゾン・デュ・ショコラは、初めてバターと生クリームを使わないチョコレートのコレクション「ビヤンネートル」を発表しています。
「ビヤンネートル」は、シェフ・パティシエ・ショコラティエのニコラ・クロワゾー氏による、動物性脂肪と動物性タンパク質不使用のチョコレート。体に配慮することと美味しさの両立を目指しました。
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ビヤンネートルに続いて、ヴィーガンのチョコレートを販売。多様な嗜好に応えています。
定番とビーガンの食べ比べ
定番とビーガンバージョン。どう変わるのかを確かめるため、同じフレーバーを食べ比べました。
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なるほど、「ビーガン」バージョンの方がスッキリ。
ただ、実は集中しないと、そこまで大きな違いを感じないかもしれません。もちろんビーガンのほうがすっきり。フルーツが持つ酸味などが、やや際立って感じられ、厳密には違いますが、華やかでおいしい印象は変わらず。サイズも同じです。
それにしてもメゾンが誇る定番を、素材を変えても同じく美味しく作れのは、ニコラ・クロワゾーシェフのセンスと技術によるものでしょう。
1977年にパリで創業したチョコレート専門店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」の、最新のコレクション。人気が集まりそうです。
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text&photo
チョコレートジャーナリスト 市川歩美