こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
チョコレート職人(ショコラティエ)の中には、優れた観賞用の造形作品を作る技術を持った方が大勢います。ショコラティエさんの造形技術にも注目しましょう。
今回もショコラティエが作った「ほんとにチョコ??」とびっくりするようなチョコレート細工を、シリーズ2、としてお届けします。
パスカル・ル・ガック東京(赤坂)のシェフによるラブリーすぎるくまさん
ちょ、ちょっとこの子……かわいすぎませんか??
お店のエントランスに飾ってあるので、誰でも見られるこのくまさん。多分この子をみつけたら、しばらくかわいいーと見つめてしまうでしょう。さらには、スマホを取り出し写真撮影してしまうかもしれませんね。(私がそうでした)
くまさんが、チョコレートのタブレット型にチョコレートを注いでいます。ハチミツではないのですね。これがチョコレート職人さんの、遊びごころ。
チョコレートのうさぎさんも
くまさんの写真は先日撮影しました。
そして、下の写真は別の時期、春のイースターシーズンに撮影したものです。こちらも楽しいですよ。うさぎさんが卵に向かってハンマーを伸ばしています。割る気?笑
今現在、このうさぎさんも卵もお店に並んでいます。
きっと、チョコレートでできているなんて、言われなければ気づかないと思います。でもすべてチョコレート製。精巧さだけでなく、思わずこちらがにっこりしてしまうような、にじみ出るような愉快さがあります。
にじみでるもの。そうです。「作品」とは技術だけではなく、その方が持つ感性ですよね。
パスカル・ル・ガック東京のショコラティエ、パティシエさんが作ったチョコレート細工。いつも楽しいですよ。お店の入り口にありますので、忘れずにみてください。季節ごとにディスプレイが変わり、季節のうつりかわりが感じられるのです。それが、フランス発のチョコレート店らしいと私は思っています。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美