こんにちは。チョコレートジャーナリスト、コーディネーターの市川歩美です。おとりよせネットで連載している、私のおすすめのおとりよせチョコレート。2024年6月は「JOHN KANAYA(ジョンカナヤ)」の代表作、葉巻ショコラの中でも、プレミアムな逸品「葉巻ショコラ シャンパーニュ(ナポレオン)」をご紹介しています。
ジョン・カナヤとは
ジョン・カナヤのチョコレートは、ブランドオープンの頃から味わい続けています。
ジョン・カナヤは、西麻布にあった伝説のレストラン「西洋膳所 JOHN KANAYA 麻布」を継承するチョコレートブランドで、チョコレートには金谷鮮治さんの美意識が輝いています。
西麻布にあった「西洋膳所 JOHN KANAYA 麻布」は、西洋の先進的な料理、インテリア、サービスを融合させた優雅なレストランで、多くのセレブリティを魅了していました。
そしてジョン・カナヤこと、金谷鮮治さんの華やかさがレストランを彩っていたそうです。仕立ての良いスーツで身を包み、白のリンカーンコンチネンタルで西麻布のレストランへ。かっこいいですね。
そして、金谷さんは、ハバナ産の葉巻を愛していたそうです。
ジョン・カナヤのアイコンだった葉巻型チョコレート
金谷鮮治さんのアイコンだった、葉巻の形のチョコレートが、ジョン・カナヤの「葉巻ショコラ」。
ブランドオープン時から、私はこのチョコレートが好きで、ラジオでご紹介したり、男性へのギフトにしたり。手巻きしているからか、しっとりしていて美味しいんです。
そして、その「葉巻ショコラ」のプレミアムバージョンの存在を、少し前に知りました。それが「葉巻ショコラ シャンパーニュ」です。
葉巻型ショコラにシャンパンを練り込んで
金谷さんはシャンパーニュ、特に「ナポレオン」という名前のシャンパーニュを愛していたそうです。
フランス皇帝「NAPOLEON」を名乗る唯一のシャンパーニュ。ガナッシュにシャンパーニュを練り込んでいるのでしっとり、そして深い味の奥行き。
チョコレートは、シャンパーニュの風味にあわせて、ベトナム産カカオ56%を使用しています。
葉巻ショコラは手巻き
「理想的な葉巻型にまくのは、誰でもできる技術ではないんです」
とは、かつてこのショコラを作れる職人さんから伺った話。ガナッシュの層とクーベルチュールチョコレートの2層を、くるくると手巻きするそうですが、限られた職人さんだけが作れる技なのです。
木箱に収められた姿は格調高く、本物の葉巻のよう。冷蔵庫にいれて冷やすと、チョコがパリパリ、ミルフィーユのような食感になります。
しっとりしていて、味わいやすいのも魅力。少しずつカットしていただけます。シガーが似合う素敵な男性へのギフトに、最高だと思います。
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text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美