ハインツ・ベック(イタリアンレストラン)で作られるチョコレート。富士山をモチーフにしていて美しいのです。
今年のバレンタインに向けた雑誌の特集(25ansなど)で、私(市川歩美)のおすすめとして紹介したので、ご覧くださった方も多いかもしれません。
ハインツ・ベックは、イタリアの有名レストランです。レストランの存在はもちろん知っていましたが、あるお世話になっている方から教えていただいて、このチョコレートを知りました。
その日からずっとファンですが、次々と進化して、この夏はますます素敵に。そこで書いたのは、以下の記事。Oggi.jp(小学館)で記事にしました。未読の方はどうぞ。↓
愛おしい富士山チョコ♡ 大手町駅直結「ハインツ・ベック」で!
ハインツ・ベックの富士山チョコとは?
改めましてこんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
ハインツ・ベックのチョコレートについて、この記事ではまとめることにします。
ハインツ・ベックとは
イタリア・ローマの3ツ星レストラン「ラ・ペルゴラ」のシェフ、ハインツ・ベック氏が初めて自身の名前をつけた東京のレストラン。独創的でイノベーティブ、洗練されたモダンイタリアンを楽しめます。私はこちらのお食事が大好き。
レストランメイドのチョコレート
レストランには、専属パティシエが、日本のためだけに手作りしているチョコレートがあります。「ハインベックチョコレート」と名付けられ、一粒一粒が手作り。
シーズンごとにアーティスティックな10種類が揃いますが、中でも日本のシンボル、富士山からインスピレーションを受けて生まれた「富士山チョコレート」が美しく、かわらしく、そしておいしいのです。私は、ずっと注目しています。
ハインツ・ベックの富士山チョコが生まれた理由
このチョコレートが生まれた、きっかけとなるストーリーがあります。来日していたハインツ・ベックシェフを取材したとき、直々に私にお話してくれたのがこんなお話。
「この富士山のチョコレートを作ったのはハインツ ベック専属のイタリア人パティシエです。彼は登山が趣味で、日本でも色々な山に登りたいと考え、富士山に登ろうと決意しました。朝日を見るために前日から登りはじめ、時間をかけてようやく山頂に辿り着いたとき、彼はそこで見た景色の美しさに深く感動し、2時間くらいひとりで泣いていたそうです。その体験から、このチョコレートが生まれたのです」
ハインツ・ベック氏
富士山のチョコの中身は溶岩を模して
チョコレートを作ったのは、ヘッドペストリーシェフ、フランチェスコ・タリアラテッラさんです。
定番の「富士クラシック」は、カットするとチェリーのやわらかな赤いチェリーのガナッシュが入っています。
火山の中の溶岩をイメージしているそう!
センターの、チェリーが香るなめらかなホワイトチョコレートガナッシュは、山形県産のサクランボを使ったものです。旬の時期にとれたベストなサクランボをキッチンでピューレにして保存。
富士山の青さは、ホワイトチョコレートに色付けして表現。白い雪の部分は、型にひとつずつ手作業で描かれます。
レストランが発信するチョコレートの中でも「美味」と「美しさ」「よろこび」が共存するのが、ハインツ・ベックのチョコレート。
定番に加え、2020年の夏には、多くのカラーとフレーバーが加わりました。好評につき、秋以降も販売があるかもしれないそうです。
大手町駅直結、東京駅もそばです。レストランでお食事しなくても、チョコレートはすぐに買えます。気軽にハインツ・ベックへ足を運んでください。
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