こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
先日、「チョコファッションを冷凍して食べると、おいしいんですよ」というお話を、実は、ミスタードーナツの広報の方から、直々にお伺いしました。
「冷凍したこと、ありますか?」とお尋ねいただき
「え、ありませんでした……。でも、必ずためしてみます」と、表明した私。夏になり、冷たいものが恋しくなりました。先日、はりきって試してみましたので、レポートします。
チョコファッション 冷凍したらおいしかった!
まず、どのような方法をとったかというと
・購入して、チョコファッションをテイクアウト
・自宅でラップに包み、冷凍庫にいれる
・翌朝、冷凍庫から出して味わう
ということです。結果ですが、結論から言いましょう。
おいしかったです!
新しい発見となりました。これを機に、ちょこちょこ、チョコファッションを凍らせることになりそうです。
チョコファッションの冷凍方法は?
冷凍の仕方まで広報の方にお聞きしなかったので、自分なりに考えて、簡単にラップして、ふんわり簡単にラップに包み、冷凍庫にそっとしまってみました。
写真は、翌朝、冷凍庫から出したばかりの状態です。
(参考までに)ラップするときに、あまりふんわり包むと空気が入り、細かい氷の粒がチョコレート部分にたくさんついてしまいそう。なので、空気をあまり入れない方がよい気がします)
ラップをはずして、お皿にのせると、こんなかんじ。
一見、ふつうのチョコファッションです。
けれども持つとひんやり。冷たいです。
そしてきゅっ、と固まっていてかため。チョコレートのところ、少しだけ水滴が凍った感じが見えるでしょうか。フローズンなチョコファッションです。
フローズンチョコファッションを味わう
フローズンなチョコファッション。
フローズンチョコファッション。
記事を書いているうちに、新しいネーミングができてしまった、キャッチーでよいかも。フローズンチョコファッション、と今後私の中で呼ぶことにします。(みなさんもどうぞ、非公式ですが笑)
いつものように、半分に割ります。(長年手慣れた私のこの動き)
フローズンチョコファッションを味わってみると、うーん、こうきましたか!という感じ。いいですね。
夏は特におすすめなのです。口にしたときにひんやり感があり、チョコレートの部分がより冷たいのもよい。手に持ったときの冷たさも、夏の朝などは心地よい筈です。
私は朝、あつあつの深煎りのコーヒーとあわせました。
クーラーのきいたお部屋でいただくフローズンチョコファッションとホットコーヒー。おいしかったですよ。
フローズンチョコファションがなぜおいしいか
フローズンチョコファッションがなぜおいしいかを検証してみましょう。
チョコファッションフリークの、私のような方ならわかると思いますが、チョコファッションは、しばらく時間が経つと、生地が空気中の水分を吸収して、しっとりします。
そしてチョコレートがかかった部分のみ、ドーナツ生地がかりっとした食感を残します。
夏の湿度の高い日にテイクアウトすると、自宅に持ち帰った段階で、チョコファッションは柔らかくなっているケースがほとんどだと思うのです。それが冷凍することによって、解消されます。生地がキュッとつまって、なめらかな感じになる。
また、特筆すべきは、冷凍することによって、生地の口どけのよさ、生地のなめらかさが強調されている。普段以上にそれが感じられる、とも言えるでしょう。
チョコファッションを冷凍することによって、ミスタードーナツさんが研究を重ね、おいしいドーナツ生地を作っているのだということに、改めて気づくことにもなりました。
夏はチョコファッションを冷凍して
チョコファッションを冷凍にするとおいしいことが、体験したらよくわかりました。
夏はもちろん。季節を問わず、チョコファッションを買って、しばらく食べないときは冷凍しておきましょう。真冬も意外とおいしいはず。アイスチョコドーナツ風になります。夏場に限らずおすすめです。
ぜひ、みなさんも、試してみてください。
最後に一点注意。あまりのんびり食べていると、お皿の上で普通の温度に戻り、ものすごくやわらかでしっとりめチョコファッションになります。問題はないですが、あまり長くお皿においておかないほうが、美味しいですよ!
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美