アマン京都でアートな苺パフェ「The Art of Strawberry」を味わう

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、コーディネーターの市川歩美です。先日、アマン京都へ出かけ、現在提供されている苺のパフェをいただいてきました。パフェとお土産、ドリンクがついて12000円です。どんな内容？と想像している方の、参考になればうれしいです。

京都・洛北 アマン京都のパフェ

アマン京都は、特別なラグジュアリーホテル。京都市中心部から離れた、京都市北部・洛北にあります。

日本経済新聞でアフタヌーンティの取材をしたり、個人的に琳派発祥のこの地に興味があるため、私には特別な思いがあります。都会の喧騒を離れ、静寂と自然の美しさの中に身を置ける、大人のためのラグジュアリーホテルです。

エグゼクティブ ペストリーシェフ 松尾浩幸さんによるデザートは、季節の移ろいを反映し、独創的で繊細な美しさで毎シーズン多くの宿泊客の方や、ビジターの方を魅力しています。

アマン京都の苺パフェ「The Art of Strawberry」とは

アマン京都の最新のデザートが「The Art of Strawberry」。春が待ち遠しい季節にふさわしい苺のパフェです。先日出かけて味わってきました。場所は、美しいダイニング「ザ・リビング パビリオン by アマン」です。

豪華で、かわいいんです！赤と白、2種の苺を使用。甘みが強く、ほんのりピンクの「淡雪」と、赤い「あまおう」を贅沢に使っています。

12000円のパフェ ドリンクとお土産がセットに

まるで宝石箱のようなパフェ。

アマン京都の森の庭からインスパイアされた、抹茶チュイールの葉を飾ったパフェの蓋の上には、フレッシュな2種の苺と、苺風味のホワイトチョコレートクリーム。アクセントの柚子の皮の香りが爽やかです。

最中の蓋を開けたら、笑顔になりました。なんだかお祝いされているみたい。紅白のアイスクリームとジェラートが並んでいます。自家製の京都・上賀茂苺を使ったアイスクリームと、京都・美山のミルクジェラートです。かわいらしい白とピンクのメレンゲも。

美山ミルクのパンナコッタ、そしてその上には、京都・甘酒米粉を使ったグルテンフリーのグラノーラ。カスタードクリーム、フレッシュな苺がいくつも入り、グラスの底はぷるん、としたロゼシャンパーニュのゼリーです。最後にシャンパンの風味を楽しめるので、苺とシャンパンをいただいているような贅沢な気分に。

もし、事前にお酒を避けてほしい、アルコールが体にあわない、ということなら、ジュレの内容を変更してくださるので伝えましょう。私にとっては、お酒は強すぎないので、まったく問題なしでした。

アマン京都の森をおもわせるパフェ

グラスの上には、最中の蓋があり、その上に、まるごと4粒もの苺がのっています。

驚くのはこの最中の中身がぎっしりだったこと。持つと重みがあるのは、最中の中にフィヤンティーヌと苺風味のチョコレートが詰まっているからです。この最中だけをサクッと味わうのもほんとうに美味しくて幸せ。苺風味のチョコレートが入った香ばしい最中は、さくさくしていて、誰もがお好きな味だと思います。

パフェから洛北を感じて

さらに、上賀茂産の苺が一粒添えられていてこちらも豪華なのです。私もそうでしたが、たぶんみなさんも、最後まで残しておかれるのでは？

私はやっぱり最後までながめていたくて、食べられませんでした！フルーツ店で、一粒がボックス入りで数千円、というような、そういうレベルの立派な苺です。最後に、ぱくっと、ほおばればその大きさにびっくり。甘酸っぱくて、大満足のおいしさでした。

苺がお好きな方には、ぜひともおすすめしたいパフェです。そして、なにより、この地を五感で楽しみたいという、大人の方へ。京都素材、京都市北区の素材がちりばめられ、静寂と美しい空間は特別です。

アマン京都の苺のパフェ「The Art of Strawberry」について

「The Art of Strawberry」についてのインフォメーションです。

まずは、アマン京都へ、とお出かけになる前に、以下の点にご注意くださいね。

アマン京都は特別なホテルです。

予約なしで、アマン京都を訪れても、ホテルの敷地内に入れません。一般のホテルのようにちょっとお買い物を、ホテルを見に、という感じでホテルに入れませんので、ホテル内でお買い物したい時もお食事したいときも、必ず事前に予約をしてください。

また、ホテルの敷地内は静寂に包まれています。世界から訪れた宿泊客の方々が、静かにプライベートな時間を過ごしていますので、ホテルにステイしている方々に配慮してください。

私はアマン京都のこの美しい森の庭、そして静寂が好きです。次、いつ訪れることができるかな、と思っています。

アマン京都

text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美