ジャンドゥーヤとは?イタリアの名物チョコ 作り方や歴史、おすすめは?

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こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。この記事では、世界中で、また日本でもとても人気の高いチョコレート「ジャンドゥーヤ」について、説明しますね。

目次

ジャンドゥーヤとはどんなチョコ?

ジャンドゥーヤは世界中に、そして日本にもファンが多いチョコレートです。

ジャンドゥーヤは、イタリアのピエモンテ州トリノで生まれたチョコレート。ローストしたヘーゼルナッツのペーストとチョコレートを組み合わせて作られた、なめらかな口溶けのチョコレートです。ヘーゼルナッツの香ばしい風味、独特の風味と口どけから、世界中の人々に愛されています。

外側の金色のチョコレートがジャンドゥーヤ(カファレル・トリノにて市川歩美撮影)

ヘーゼルナッツとチョコレートの豊かな風味が調和するジャンドゥーヤ。現地・イタリアでは、一口サイズのものが袋入りで売っていたり、量り売りされていたり。おやつやギフトにはもちろん、素材として、イタリアの伝統的なデザートやお菓子作りにも使われてもいます。

これはオブジェですが、ジャンドゥーヤはこんな形(トリノのカファレル本社にて)

上の写真はオブジェですが、ジャンドゥーヤの形がよくわかるので参考にしてください。

特徴は舟形、そしてキラキラの包み。金色がベーシックなカラーです。

最大の特徴は、ヘーゼルナッツが使われていること。もともとは、イタリアの地元でとれた美味しいヘーゼルナッツをローストしてペーストを作り、チョコレートに混ぜ込む。なめらかな口溶けにしたうえで、この独特の形に整えているのです。

ジャンドゥーヤはトリノ生まれ

ジャンドゥーヤは、イタリアの名物チョコですが、イタリア北部のピエモンテ州・トリノ生まれです。

実際のところ、私(市川)も何度か、トリノに出かけていますが、もう、トリノのチョコといえばジャンドゥーヤ、ジャンドゥーヤといえばトリノ、という感じ。

トリノは「ジャンドゥーヤ」の故郷ですから、あちこちでジャンドゥーヤに出会えるのです。観光客にも大人気で、地元の方ももちろん大好き。今では、イタリアのお土産としてすっかり有名なチョコレートになりました。

ジャンドゥーヤの名前の由来は?

カファレル本社 1826創業 ジャンドゥーヤがデザインのモチーフになっています

ジャンドゥーヤの名前の由来

イタリア北部で生まれた「コンメディア・デッラルテ」(仮面を使った演劇)のトリノ生まれの人気キャラクター、ジャンドゥーヤ、が由来しています。ジャンドゥーヤは、お酒好きでハッピーな陽気で美味しいものが大好き。ジャンドゥーヤの生みの親であるカファレル社のシンボルキャラクターにもなっています。

ジャンドゥーヤの元祖はカファレル

ジャンドゥーヤを初めて作ったメーカーは、「カファレル社」とされています。

カファレル社は、1826年に創業したイタリアのチョコレートメーカーで、その歴史は約200年と長く、イタリアのトリノで創業した老舗です。

イタリアンフラッグデザインの包みのジャンドゥーヤ(限定品)

今も、カファレルは、イタリアで伝統を大切にしながら、新しいデザインや形のチョコレートを作っています。

もちろん代表作は「ジャンドゥーヤ」。金色のパッケージに包まれた「ジャンドゥーヤミルク」はカファレルの代表的なチョコレートです。

ジャンドゥーヤが1865年生まれた理由

1865年、カファレル社はヘーゼルナッツを粉砕し、チョコレートと混ぜ合わせて、ジャンドゥーヤを生み出しました。

カファレル本社(トリノ)にて

ジャンドゥーヤが生まれたいきさつ

ジャンドゥーヤ誕生のストーリー

一説には、当時、ナポレオンが導入した大陸封鎖政策によって、カカオの供給が困難になったことがあげられます。カカオが不足するとチョコレートが作れません。そこで当時、トリノの職人がわずかに手元にあったチョコレートと、トリノのランゲ丘陵で育つヘーゼルナッツをあわせてみることを思いついたのです。

つまり、カカオが足りなかったからこそ、人気チョコレートが生まれた、というわけです。チョコレートとヘーゼルナッツの出会いは、予期せず素晴らしい美味しさを生み出し、瞬く間に人々の心をつかんでいきました。

ジャンドゥーヤ 買えるお店は?

ジャンドゥーヤは日本人の味覚にあうようで「一度食べてファンになってしまった!」という方が本当に多いです。日本人の味覚にぴったり、あっているようです。

日本で買いやすいジャンドゥーヤをご紹介しますね。

カファレル

やはり、まずはカファレルです。ジャンドゥーヤを作った元祖であること、さらにはとにかく、これが長年大好きという大ファンが多いブランドです。

カファレルは地元の老舗チョコレートブランド。トリノで1826年に創業し、1865年に初めてトリノでジャンドゥーヤを作ったとされるいわば元祖。日本でも購入しやすいブランドです。

カファレル
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トリノにあるカファレル本店には、こんなカラフルなパッケージも

年に2回だけ!カファレル大特価の日
カファレルは1年に2回、ショップチャンネルで大人気のチョコレートボックスをかなりお得なプライスで販売します。1日限りの特別価格でファンのオーダーが殺到します。近年は、9月と1月の各1日のみ。2023年は9月9日です。0時から販売となり、1日で完売するので早めにオンラインオーダーするか番組を見逃さないようにしましょう。放送は、WEBからもみられます。ショップチャンネル→ https://www.shopch.jp/

ヴェンキ(Venchi)


1878年創業のヴェンキもとても有名な老舗チョコレート店。日本にも多くのお店があって、お馴染みですね。私も大好きなブランドです。

ヴェンキのジャンドゥイオットやクレミノ


ヴェンキは、日本各地、トリノのあちこちにも直営店があるのです。トリノ空港でも買えますので、私はいつも空港でちょこっと購入してぱくっ。

私が一番好きなのはダークチョコレートカラーのパッケージ、ヘーゼルナッツの含有量が多いものと、黄色いパッケージのダークチョコレート入りジャンドゥイオットです。日本でも気軽に購入できる、チョコレートがとても美味しい、魅力的なブランドです。

グイド・コビーノ

番外編、日本ではバレンタインシーズンにのみ、購入できると思います。(年によるのでご確認ください)。トリノ空港にはグイド・コビーノのショップがあり、気軽にチョコレートを買えます。

グイド・コビーノも現地取材しましたが、カカオ豆からチョコレートを作り、ジャンドゥーヤを作るクラフトマンシップのあるブランド。日本でバレンタインシーズンに見つけたら、試してください。

ジャンドゥーヤの生まれた地からこぼれ話

カファレル本社を訪問

コロナ禍前に、トリノのカファレル社を訪問したときの写真です。この日は、カファレルのシェフにご挨拶して、テレビ用に写真を撮りました。

カファレル本社にて、シェフと私


楽しげなのが写真からも伝わりそうです。実際私たちは、はしゃいでいるのです!(カメラ担当の方も)

2人でビッグなジャンドゥーヤを齧っていますが、安心してください。このジャンドゥーヤはチョコではなくレプリカです。このビッグサイズのジャンドゥーヤは、店頭でぱっとわかるよう、ディスプレイに使われています。

トリノにて、カファレルのチョコレートのディスプレイ

それにしても、カファレル本社で、シェフとこんな撮影をしたのは後にも先にも私だけだと思います。が、ぜひ今後、世界からカファレル社を訪れる関係者の間で、このポーズが流行ってほしいです笑。

深煎りのコーヒーによくあう(トリノのカファレル本店にて)

新しい世代も

トリノには、新しいブランドもあります。上の写真はふらりと入ったお店にて。若いチョコレート職人さんが、カカオ豆からチョコレートを作り、もちろんヘーゼルナッツから、ジャンドゥーヤを作っていました。

ジャンドゥーヤが袋詰めになっていますね。ヘーゼルナッツペーストが美味しかったので即購入。職人さんと話が盛り上がりました。

世界で愛されるジャンドゥーヤ

ジャンドゥーヤは、イタリア北部のピエモンテ地方で生まれ、いまや国境を超えて世界中で愛されています。ジャンドゥーヤが生まれたのは、1865年ですから、日本なら江戸時代。時代を超えて愛されるチョコレートです。

時代を超えていくものは、もしかしたら意外とウケようと狙って作ったものではなく、シンプルなものかもしれませんね。

そんなことを私にときどき思わせてくれる、ジャンドゥーヤはかわいくておいしい存在です。

text &photo チョコレートジャーナリスト  市川歩美

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