こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
仕事で軽井沢に来ています。軽井沢は昔から私の愛する地。いつ来ても、いつまでここにいても、心地よいです。
今日はチョコレートジャーナリストの日々、チョコ取材こぼれ話として、軽井沢の珈琲店といえば、の丸山珈琲軽井沢本店限定メニューになっている、おいしいカレーについてご紹介します。
丸山珈琲軽井沢本店とは、そしてアクセス
丸山珈琲は全国に多数店舗があるので、ご存知の方も多いはず。私は特に、都内の西麻布店にお伺いすることが多いです。丸山珈琲の本店は軽井沢にあります。
アクセスは、軽井沢駅から歩いて20分ほど。国道をまっすぐ軽井沢駅から中軽井沢駅方面に歩いて行くと、線路をわたった向こう、左側にあります。
駅から歩こうと思った方。ちょっとわかりづらいのは、国道の上を走る道をぐるりとまわって渡らないといけないこと。踏切はないです。
ですから、軽井沢から国道を歩く時は、向かって右側の歩道を歩くとスムーズ。「軽井沢チョコレートファクトリー」の建物を越えたらすぐ、ぐる〜っと坂を上ってください。
「丸山珈琲オリジナルカレー 1990」って?
丸山珈琲は1990年に軽井沢で創業し、今年で創業32年を迎えました。
創業時、代表・丸山健太郎さんは喫茶店をされていて、そこで1990年ごろに提供していたカレーを復刻したのが、この「丸山珈琲オリジナルカレー 1990」です。
どんなお味?
お店の方に伺うと、このカレーは数年前に、復刻メニューとして登場したものです。
丸山珈琲の直営店が全国に増え、あらためて「本店」の意味や位置づけを考えたときに「創業時のカレーを本店のメニューにする」案が生まれました。
ちなみに、私(市川歩美)は、このカレーが大好きです。
お肉は入っていないのでベジタリアンの方もOK。辛すぎず、でも良質なスパイスがしっかりときいていてスパイシー。酸味がほどよく、すっきり爽やか。
スパイスはカルダモン、オールスパイス、ガラムマサラ、ターメリック、コリアンダー、唐辛子など11種類が入りで、ジャスミンライスはコリアンダーで香り付け。
たっぷり野菜入りでヘルシーです。玉ねぎ、トマト、ニンジン、蕪、ししとう、さらには生姜、にんにく、ひよこ豆も。量がありそうな気がしますが、意外とペロリ。
私は添えられるヨーグルトも、ジャスミンライスに少し加えていただくのが好きです。
コーヒーに合うカレーなのです
すでにこのカレーファンの方なら、ご存知かとは思いますが、このカレーがとてつもなくコーヒーにあうんです。
私は、この日は「丸山珈琲のブレンド・クラシック1991(深煎り)」とあわせました。
ふつうはカレーを食べたあとで、珈琲をいただきますよね。ところが、このカレーは、カレーをたべながらコーヒーをいただくべき。ベストマリアージュなのです!
特に私が選んだブレンドはバランスがよく、チョコレートのような香りと、スパイシーな余韻があるため、チョコレートとスパイス、今書いていて気づいたのですが、カレーによくあう風味なわけですね。
「カレーとコーヒーを同時にいただく」。このスタイルをこのお店ではためしてください。
居心地よい店内
もともとペンションだったという建物だからでしょうか。おうちに上がらせていただくかのような、心地よさがあります。
今回、私は店内でいただきましたが、軽井沢らしいお庭にあるテラス席でいただくのも、本当におすすめ。
丸山珈琲は、ミニマルやカカオハンターズなどの、ビーントゥバーチョコレートを販売していたりと、チョコレートファンにはお馴染みですね。
チョコレートジャーナルではありますが、チョコファンにはなぜかスパイシーカレーが好きな方やコーヒー好きも多く、軽井沢本店に興味があるファンのみなさんの参考になれば、と思って書いてみました。
軽井沢といえば、ここからちょっと足をのばすと、パティスリー・サダハル・アオキ・パリ アトリエ軽沢店です。(青木さんのお店まで軽井沢駅から歩くのはちと大変ですが!)
青木シェフの軽井沢のお店の限定メニューも魅力があるので、軽井沢シリーズとして、機会があればご紹介します。もうしばらく軽井沢にいます。
丸山珈琲軽井沢本店
カレーの提供は11:30〜14:00
*2022年8月現在、カレーの提供がしばらく休止となっています。お店に必ずお問い合わせのうえ、出かけてください。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美