【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】
by Chie Araki
お菓子の名前を聞くと、その都市を思い出す……。日本全国には郷土に根付いたお菓子が、数多く存在します。その代表的なお菓子の一つが「萩の月」ではないでしょうか。
仙台土産として名高い「萩の月」の姉妹商品として、期間限定のチョコ味「萩の調」(しらべ)が販売されています。
「萩の月」の姉妹品
6個入りのみで販売している「萩の調」。箱は淡い茶色、KASHO SANZAN と金の箔押しが高級感を演出します。その箱の中には、さらに個包装され、白い箱に入った「萩の調」が並びます。これなら1個単位でも、形を保ったままお渡しできます。
ちなみに、白い箱に書かれた「みちのくの山河に萩の調べ澄む」は、オリジナルの俳句です。
ふんわり、チョコ味。
「萩の調」の封を開けると、ショコラ風味の柔らかいカステラ生地が、菓匠三全さんオリジナルのチョコカスターを包んでいます。生地は柔らかくふわふわ。ほんのり香ばしいチョコレートの香りがします。中のカスターもチョコレートの味が濃すぎず、まろやかです。カスターの甘さは全体的に軽い口当たりで、しつこくありません。
「調」というネーミングは、しっとり まろやか おいしさのハーモニーからきていますが、まさに形になって表現されています。
広報の方にお聞きすると、「萩の月」の姉妹品だからこそ、クリームと生地をバランスよく仕上げることにこだわったとのこと。
和菓子とも洋菓子とも感じられるので、飲み物も、緑茶や紅茶、コーヒーなど何にでも合いそうです。常温で保存可能。日持ちもします。
今年も限定復活
元々は1990年に誕生した「萩の調」ですが、2011年に生産・販売を休止していました。
昨年2021年にお客様の声で復活。2022年も直営店舗で販売していました。しかし、多くのファンから再販して欲しい、という希望があり、オンラインショップでも数量限定での販売となりました。
「萩の調」にも、姉妹品
菓匠三全さんの東京の店舗では、ホワイトエッグを使った「萩の調 煌(こう)ホワイト」や、「萩の月」とは形状が全く違う「萩の調 釉(ゆう)」も期間限定で販売されています。お近くの方がいましたらぜひ行ってみてください。東京土産としてお渡ししても喜ばれそうです。
「萩の調」は、冬季だけの期間限定、また東京駅は3月14日まで、オンラインサイトは数量に達し次第終了予定。気になる方は、ぜひお急ぎください!
<INFO>
『萩の調』6個入 1箱:1,760円
店舗販売:菓匠三全 グランスタ東京店
販売期間 3月14日(月)まで
※毎日数量限定販売、購入個数を制限する場合あり
オンライン販売:公式オンラインショップ
販売期間:2月28日(月)AM10:00~受付開始
※限定数量に達し次第終了
※電話、FAXでの注文は不可
【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】text:荒木千衣