【The Chocolate Journal チョコレートニュース&レポート】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
ゴディバから、なんと、名古屋のういろとのコラボレーション商品が登場していることがわかり、驚愕しています。ゴディバと大須ういろのコラボレーション「ウイロバーチョコレートアソートメント」、とても美味しかったです。
今は、愛知県にしか、ありません。(愛知のみなさん、知ってましたか?)
4月15日に先行販売され、5月13日から、愛知県のゴディバ限定店舗に並んでいます。(店舗検索へ)
私は、子どもの頃からゴディバ好きで、今もゴディバウォッチャーですが、それにしても、近年のゴディバは攻めています……。それについては、また別の機会にお伝えするとして、今回の「ウイロバー」について。
GODIVA Monthly Chefs Selection
ウイロバーは、「ゴディバ マンスリー シェフズ セレクション」のひとつです。
いま、ゴディバは日本各地で活躍するシェフたちと作る、新しいスイーツセレクションを月替り展開しています。
これが結構おもしろくて、地方の銘菓とのコラボなので、ゴディバへ一緒に誰かと出かけると、その人が、どこ出身だったかなどがわかったりします。
先日も、ある方と都内のゴディバへいったら「あっ、武者がえしがある!」との反応。私が「なんですかそれ??」というと「熊本の有名なお菓子ですよ。あーなつかしいなあ」と。その方は、熊本での生活が長かったことがわかったのでした。
私は私で、愛知生まれで、名古屋での生活と放送局での仕事歴が長いため、「えっ、ウイロ??」と驚愕。個人的には、子どもの頃から食べ過ぎたゆえに、若干ありがたみがないのが正直なところでしたが(ごめんなさい)、まさか、ういろとゴディバが出会うという楽しい未来が、私を待っているとは思いませんでした。
「ぼんぼんぼん、と時計がみいっつ」というCMソングが、久しぶりに私の中で流れたのはいうまでもありません。なつかしいなぁ(愛知県民なら誰もがわかるこのメロディ)。
ウイロバーの内容は?
ゴディバウイロバーの内容は、以下をご覧ください。濃茶チョコレート、ないろチョコレート、柚子チョコレートのみっつです。(ぼんぼんぼん、と時計がみっつーなのでしょうか?)
大須ういろは、愛知県民で知らない人はいない、1949年創業の老舗。ゴディバは創業1926年のチョコレート専門店です。なんて想定外のコラボレーション。
お味は、とても気に入りました。あの大須ういろが、老舗のおいしさ、上品さをそのままに、こんなにかわいらしく進化したとは。
米粉を使ったしっとり、もっちりとしたういろに、ほのかにチョコ風味が加わり、なんだか食べていて楽しい。同じういろが、コラボによって、こうして楽しいものとなり、おかげで、ういろのありがたみを感じられました。
柚子、お茶は、ういろの人気味であり、チョコレートともマッチする素材。3色になったチョコレート部分、素材部分、そして「しろ(プレーン)」部分の割合が、見た目と味のバランスともに、よく考えられているのでしょう。
ちなみに「ないろ」とは、生地に小豆のこしあんを練りこんで蒸し上げたもので、大須ういろのオリジナル。1957年に登録商標を取得しています。
そもそもウイロバーとは
そもそもウイロバーとは?という方のために。
ウイロバーは、大須ういろが作った、新しいスタイルのういろです。
名古屋銘菓として愛されるういろですが、羊羹のような形でビニールに包まれているのがオリジナルで、大きくて切りにくい、食べにくい、という声がありました。それをもっと楽しく体感してほしい、と新たに作ったのが、ウイロバーです。
ういろをかわいく、持ちやすく。アイスキャンディーのような、食べやすいひと口サイズにデザインしたのが特徴。持ちやすく、かわいらしビジュアルです。
ウイロバーは6月から順次全国販売
気になるみなさんに朗報です。なんと、
今後6月以降は順次、全国の限定店舗で、販売予定だそうです。
東海3県、そして名古屋になじみのあるみなさん。いま、全国どこで暮らしていても、ゴディバを覗いてみてください。数に限りがあり、限定店舗での販売とのことなので、詳しくは、公式サイトをチェックして。お店で見つけると、ああ、懐かしいと、うれしく思い出が蘇るはずです。
text & photo 市川歩美
チョコレートジャーナリスト 市川歩美