こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
クリスマスがおわって、ちょっと一息。今日、12月26日は、パスカル・ル・ガック東京が、年内最終日だときいて、出かけてきました。今日味わったのは「タルトショコラ」です。
パスカル・ル・ガックの美しい「タルトショコラ」
パスカル・ル・ガックは、サン=ジェルマン=アン=レーに本店がある、フランスの有名ショコラトリー。日本には東京・溜池山王にショップがあります。(本店以外、海外は1店舗のみ、東京にしかお店はありません)
かつて、フランスの本店で、気に入っていた「タルトショコラ」が、2019年1月の「パスカル・ル・ガック東京」オープン以来、東京で味わえるようになりました。個人的にとてもうれしく、自分でも何度か味わい、グルメな方にも、おすすめしています。
パスカル・ル・ガック東京の「タルトショコラ」は、繊細で優雅、そのうえ親しみやすさをそなえています。
金箔が煌めき、ごく薄いチョコレートプレートをあしらい、一口味わえば、誰もがしあわせになれるなめらかなチョコレートの味。芳醇なバニラの香りが気分を誘います。
私は、味わうたび「ああ、パスカル・ル・ガックのバニラ」と感じるのですが、聞けばやはり、パスカル・ル・ガックシェフが、フランス本国で使っているものと同じバニラを、日本に取り寄せ、使用しているそうです。
オリジナルブレンドのクーベルチュールを使ったガナッシュの分量がよく、ガナッシュの下に、ごくごく薄いチョコレートが敷かれているのがアクセント。美しさと、ちょうど食べ過ぎずにすむボリュームで、底にサブレがあるので、ほどよい食べ応えがあります。
「タルトショコラ」が美しくショーケースを飾っているのを眺める時間も、豊かなものです。年末にちょっと一息。心地よい時間をすごしました。
追記
パスカル・ル・ガック東京は、年内は今日まで。来年は1月4日にオープンで、なんと、ガナッシュ入りの「ガレット・デ・ロワ」を2種(オレンジとナチュール)を、販売するそう。チョコ好きでガレット・デ・ロワ好きな方はぜひ。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美