こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
ピエール・エルメが、セブン-イレブンとコラボレーション。第二弾は「ピエール・エルメ シグネチャー カップケーキ マロンショコラ」です。
セブンとエルメのコラボレーション、第二弾はマロンとショコラのデザート
10月20日に、セブン-イレブンで販売となったばかりのスイーツです。すばやい方ならもう召し上がったでしょうか?
7月にマンゴーとキャラメルのコラボスイーツが販売されたのが記憶に新しいですね。スイーツファンなら「セブンとコラボ?」と、あっと驚き、夏に召し上がった方も多いことでしょう。
秋に第二弾、というニュースをきいて、早速味わってみようと、ご近所のセブンイレブンへ出かけました。
こんなたたずまいです。
「マロンショコラ」なカラー。秋らしい組み合わせです。横から見ると層がわかります。トップにホイップクリーム、そしてマロンクリーム、バター香るサクサククッキー、濃厚なチョコレートクリーム、という構成。
ココアパウダーがぱらぱらっと。ふわふわ感、伝わりますか?(私はふわふわクリームが大好きなのでこういう絵にときめきます)
すぱっ、と縦にスプーンを入れると、全体を味わうことができ、特徴を感じられます。
上のほうのふわふわに、中間のさくさく、最後にねっとりチョコレートクリームが〜、というかんじで、食感のコントラストを楽しめます。
「マロンショコラ」を味わうまえに
300円台ならうれしいと思いますが、ちょっと前置きを。最初にすごい「栗感」を期待すると、ちがいます。
これは「栗を素材のひとつとしてライトに使ったスイーツ」と考えておいてください。
濃厚な「モンブラン」的なものでなく、ふんわりやさしいクリームと、チョコレートとクッキーを、栗らしいあの、さらさらした舌ざわりのクリームとともに味わう、やさしいおいしさに仕上げたカップデザートです。
最初に栗の香りとテクスチャーがふわんときて、最後にチョコレートが、しっかり主張。結構、チョコ感があります。
クリームがすっ、と口になかで消えゆくからこそ生きる、サクサク食感の少し塩気があるクッキー。マロンクリームには、イタリア産マスカルポーネを混ぜ合わせているそうです。
お値段は、コンビニプライスの334円(税込)。
コンビニスイーツで、この内容なら私はよいと思いますよ。エルメを初めて楽しむ方には、エントランスになるでしょう。本家本元「ピエール・エルメ・パリ」をすでによくご存知の方なら、コンビニで知ってる人に会ったかのような、ちょっとうれしい気持ちになりそう。
もちろん本家本元「ピエール・エルメ・パリ」とは、全くちがうので、ブランドの世界観を100%表した、「ピエール・エルメ・パリ」のスイーツを愛する方は、青山などの、直営ブティックへ行くとしましょう。
「セブン-イレブンとエルメのコラボにおもう」と題して、ちょっと後日書こうかなと思います。
text チョコレートジャーナリスト 市川歩美
*市川歩美のOggi.jp(小学館)のコラムでも書きました