パスカル・ル・ガックのおすすめは?まずはボンボンショコラを味わおう

チョコレートジャーナリストの市川歩美が、自宅で楽しめるチョコレートを次々紹介している、この頃のチョコレートジャーナル。
フォロワーさん、読者のみなさんからのメッセージやリアクションが多く、うれしいです。
今日は待ってました、という感じでしょうか。私が10年以上、変わらず追いかけている、パスカル・ル・ガックのお話。その1です。
Contents
パスカル・ル・ガックはフランスを代表するチョコレート職人
パスカル・ル・ガック、といえば、本格チョコレート愛好家の間で、おそらく知らない人はいないと思います。フランスを代表する、有名なチョコレート職人です。
今日は、「おいしいマルシェ」で、市川歩美の連載「ギフトにしたい名作チョコ」が公開されました。(記事は最後にリンクします)
その補足をここで、書くことにします。
上の写真が、PASCAL LE GAC(パスカル・ル・ガック)のチョコレートです。いろいろサイズがありますが、こちらは6個入り。
パスカル・ル・ガックシェフが作るチョコレートの特徴は、トレンドやマーケティングのようなものとはあまり、というかほとんど関係なく、変わらずフランスのボンボンショコラの伝統を伝え、ベーシックを教えてくれること。
だからこそ、あらゆるチョコレートを食べ続け、すでに30年近く、ボンボンショコラの愛好家がである私のような人も、魅力を感じるのです。プロにも多くのファンがいます。
フランスの職人が作る、フランスの本格的なボンボンショコラですから、新しいチョコレートファンの方にも、推薦したいです。
パスカル・ル・ガックボンボンショコラ 6個入を味わう
何を買ったらよいのかな、どんな味?という初心者さんもいると思い、今回は特別に、私のメモ入り画像をシェアします。
実はこの写真をみて、「歩美さん!これ、分かりやすいですね」とおっしゃった方が何人かいました。
なので、このようなあゆみオリジナル手書きショコラメモを、Chocolate Journalでシェアするのもよいかな?と思ったわけです。いかがですか?
実際、ボンボンショコラのボックスって、味が混乱しませんか?(私はじっくり味わいたい場合、大抵このように直接画像にメモを加えています)
味はこちら
・ビターガナッシュナチュール:カカオの持つ心地よいフルーティさと苦味のバランス。カカオのカボスを半分にカットしたモチーフはブランドのロゴ
・ラムレーズン:レーズンの果皮が少し。噛むほどに広がるラムレーズンの美味しさ
・プラリネ グリュエと塩:カリカリっとしたグリュエの食感と塩のアクセント
・バナナとラム酒:ねっとりとしたバナナらしい食感と風味にラムが調和
・カフェオレ:コーヒーの風味がよくとろりと口どけるスイートなボンボン
・ジャマイカ産コショウ:決して胡椒が強すぎることなくチョコレートがベース
市川歩美の連載「ギフトにしたい名作チョコ」Vol.4 記事はこちら
そして、私がこのチョコレートボックスについて、書いた連載記事はこちら。↓
フランスのトップショコラティエによる名作! パスカル・ル・ガックのボンボンショコラ/ギフトにしたい名作チョコ vol.4
日本で買える、ギフトにふさわしい名作チョコレートを市川歩美が紹介。今後もお楽しみに。
お人柄がすばらしいパスカル・ル・ガックさん
ぜひこのことを書いておきたいのですが、私は、ショコラだけでなく、パスカル・ル・ガックさん、というシェフのファンでもあります。
フランスの本店には、2度取材で伺っています。本店のあるサン=ジェルマン=アン=レーでお食事をご一緒したり、パリ、大阪、東京、とあらゆる場所でお目にかかっています。
インタビュー取材も、何度もしていますが、ル・ガックシェフは、一度たりともぶれることなく、私にも、周囲にも、そして舞台裏でも思いやりがあります。
そのお人柄は、細かなお言葉や、ちょっとした行動から、私自身がすぐ感じ取れることですし、関係者さんが例外なく口をそろえること。私が長年ファンでいる理由は、美味しさに加え、誠実で、おもやいやりがあるシェフが作るショコラだから。そして私たち日本のファンを心から大切にしてくださるシェフだから。それは味にも表れるものだと感じます。
<おうちでチョコ> パスカル・ル・ガックのチョコレートはオンラインショップから購入できます。
サン=ジェルマン=アン=レー(フランス)で、数量限定で手作りされるチョコレートは貴重で、日本ではかつては(村上開新堂さんのように?)限られた会員しか購入できないシステムでした。でもいまはどなたでも購入できます。
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チョコレートジャーナリスト 市川歩美