by Ayumi

パトリック・ロジェのハロウィンチョコレート2019(ロジェ氏の「アート」について)

2019/12/28
この記事を書いている人 - WRITER -
市川歩美
ショコラコーディネーター®/チョコレートジャーナリスト®
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ブリュッセルからパリに移動しました。今はパリです。パトリック・ロジェのハロウィンチョコレート、そしてディスプレイ。パリから最新情報です。

パトリック・ロジェのハロウィンチョコレート2019

こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。昨日、私が立ち寄ったのはマレ地区のrue des Archivesにある こちら のショップです。

ブランドカラーのグリーンを使ったカボチャのチョコレート。土台がタブレットです。

少しひいてみると、こんな感じ。

右のカボチャはジャコランタンのように顔があります。グリーンのカボチャは3タイプ。カボチャ3品種とみた。しかしカボチャの品種を考えたのは初。カカオはあれど。ふむ。

Twitterの私の投稿に、フォロワーさんが

かぼちゃの馬車がいくつもあるって、みんなシンデレラになれるよっていう事なのでしょうか?

とレスをくださり、ああ、なんてかわいらしいのかしら、とってもいいなあと。同時に、こういうご感想が届くということは、ロジェ氏の作るものは「チョコレートショップのハロウィンチョコレート」にとどまらず、やはりアートの領域とリンクしているのだなと。

そう。アートはいかようにも解釈してよいのです。私はオリエンタルな感覚をうけました。車の大きさとのバランス、そうですね、「人力車」のようなですね。

目がショコラ

そして。私は、なんだかこれが(気持ちはよくないけど笑)気に入りました。

これ、と書いているのはちょっと何だかわからないからです。古代か宇宙にいそうな(いったことないけど)カブトガニ、いや、エイリアンだったかの、何かの映画で見たような。

チョコレートファンのみなさんならおわかりでしょうけれども、私が注目したのは、目です。ドーム型のパトリック・ロジェのアイコン的ボンボンショコラです。おー、、これを、目にするかぁ(ブティックでひとりごとをいってしまった)。

いや油断できない。目でもないかも。

店内のタペストリーもパトリック・ロジェ氏によるアート

このタペストリーも、ロジェ氏によるアートです。パトリック・ロジェ氏はチョコレート職人であり、彫刻家でもありますが、こういう作品も存在します。

アートとして、チョコレートショップとして

ところで。

私がなぜこの4区のブティックに立ち寄ったかというと、理由は、ポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)のそばだったから、です。

実は、私は、ポンピドゥー・センターでアートを鑑賞しようと出かけたのですが、エントランスに入った途端、急な連絡が入り、時間がほぼなくなり(パリでもそういうことがある)、十分な時間がないなぁ、と、入場をあきらめ、それなら、と最寄りのパトリック・ロジェのブティックへ寄ったわけです。

モダンアートとしてのロジェ氏の作品を、私個人がすんなり受け入れられているかと自問したら、どうでしょう。個人的なセンスにおいて、現在、と限定しますが、簡単にYESとは答えられません。

アートですから挑戦的です。チョコレートをおかいものー、なんてハッピーな気持ちでブティックでこれらに出会うと、気持ちの準備ができていなくてぎょっとする、あるいは反動で笑う、といった状態になりますよね。アートです。(こんなこと語っているのは私くらいかもしれませんけど、これって私、重要なポイントだと思いますが、いかがでしょうか?)

ロジェ氏の作品は、内装もふくめ店舗によって異なります。それは私にとって楽しめるポイントで、残念ながら閉店しましたが、ブリュッセルのブティックで昨年見たロジェ氏の作品(天井から吊るされ、音が響く作品)には、感銘を受けました。

ロジェ氏のブティックはパリに何店舗かあるので、あと1軒くらいは立ち寄ります。こうして書いていてもわかってきますが、もはや「アート鑑賞モードで出かけている自分がいる」というのはチョコレート店においては、ロジェ氏のブティックのみです。

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市川歩美
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