こんにちは。チョコレートを主なテーマに掲げるジャーナリスト、市川歩美です。
「知床にピーター・バイヤーがあるんですよね。でも遠いんでしょう?」「どうやって行けばいいの?」
そんな声を聞くことがあります。ピーター・バイヤーはデンマークのチョコレートブランドです。今回は、そんな方のために、私の体験をもとに行き方をご紹介しますね。ちょっと遠くに聞こえるかもしれませんが、意外とラクです。よい旅になると思います。
羽田から女満別空港へ
私が知床を訪れるのは、2度目です。
私は東京を拠点にしているので、羽田空港を使いますが、知床へ行くために降り立つのは女満別空港。羽田空港から女満別空港までは、およそ1時間45分です。思ったより、すぐ着くイメージ。ANAとJALがあり、季節によって変わりますが、今回私は13時に到着するANA便を利用しました。
女満別空港から知床のホテルへ
空港から知床までは車で2時間近くかかります。方法としては
・レンタカー(運転できる方、色々立ち寄りたい方)
・バス(ホテルやその周辺でゆっくりしたい方)
ということになります。レンタカーは、事前予約または空港内のカウンターで。バスの場合、便利なのは「知床エアポートライナー」というバスです。
2025年6月1日〜9月30日まで運行しているうれしいバスで、1日2本あり、2時間ほどでウトロ温泉バスターミナルへいけます。目的地の「ピーター・バイヤー」は、バスターミナルから歩いてすぐ。「北こぶし 知床 ホテル&リゾート」内にあります。
女満別空港についたらバス停はすぐそこ
ここではバスにのる方法をお伝えしますね。

空港に着いたら、エスカレーターを降りて、荷物がなければそのまま出口へ。小さな空港なのですぐ外に出られます。本当に「あらっ」というくらい出口は近いです。
ここからは、バスに乗り換え。もう一度お伝えしますが、知床エアポートライナーは、6月~9月、1月下旬~3月上旬のみの運行ですから注意してください。
詳しくはこちらを参照→ http://www.sharibus.co.jp/rbus_memanbetu.html

バスの自動券売機は、左の壁沿いにあります。現金のみ対応なので、お財布の中を確認してくださいね。「ウトロ温泉バスターミナル」までのチケット(3500円)を買いましょう。
領収書も発行できますが、ちょっとトリッキーなのは出てくるのが遅いこと。むむ、とかいっていたら、ちょっとしてから出てきました笑。
空港での待ち時間も心地よく
少し時間があると思うので、観光案内所に立ち寄っても。案内の方はとても親切です。近くにベンチがあるので、ゆっくり座ってコーヒーなどを飲むこともできます。

セブンイレブンがあります。ここでちょっとしたお買い物をしても。このあと2時間バスにのりますから、お手洗いに行っておくと良いです。お手洗いは券売機のすぐそば。

私はといえば、東京の「トリュフベーカリー」で朝買っていったお気に入りのパンを持参していましたので、ベンチでプチランチタイム。テーブル付きのスペースもあり、ちょっと座って食べるには十分です。
知床までのバスは景色もきれい
バスはこんな感じ。

13時50分発の知床エアポートライナーです。終点の「ウトロ温泉バスターミナル」まで行きます。途中、網走駅の近くを通り、斜里町を抜けて、広がる緑と海の景色を楽しみながらの2時間!


牧場が見えたり、海が広がったり。静かでのどかな北海道の風景は、東京とは全く違って心和みます。少し眠ったりしながら、心地よくウトロ温泉バスターミナルに着きました。
ピーター・バイヤーはバスターミナルのすぐそば
ウトロ温泉バスターミナルから「北こぶし 知床 ホテル&リゾート」までは、ほんとにすぐ。このホテルの中にピーター・バイヤーがあります。

「北こぶし 知床ホテル&リゾート」は私の好きなホテルなんです。いいですよ〜、お料理がとてもおいしくてきれい。オールインクルーシブでなにより館内の隅々にまで心地よさへの配慮が行き届き、ホテルにいると心静かに過ごせます。

あなたがどこにお住まいかにもよりますが、遠方からピーター・バイヤーへ行くならホテルの宿泊とセットがおすすめです。ピーター・バイヤーへお部屋着で出掛けられるので、リラックスしてチョコレートやアイスクリームを楽しめます。
帰りはピーター・バイヤーの前からバスが出ている
バスの場合の、帰りのことも書いておきます。
帰りのバスは便利。北こぶし 知床 ホテル&リゾートの停留所は、ピーター・バイヤーのすぐ前です。ただし、ホテルの前から出るのは1日1本で、朝9時43分のみ。(ウトロ温泉バスターミナル発なら12時半発もあります)9時43分ホテル発だと11時55分に女満別空港に着きます。午後13時台のフライトを選ぶとちょうどよさそう。
おわりに
知床へいく時期ですが、レンタカーでなく、バスでピーター・バイヤーへいくなら、知床エアポートライナーが動いている6月1日〜9月30日までがおすすめです。気候もよいですしね。
ただ、東京のように1日に何本のバスが出ているわけではありません。「知床エアポートライナー」は1日2本と限られているので、フライトとバスの時間を合わせる必要があります。上手に計画をたてましょう!
車窓から見えるきれいな景色に癒されながら、世界遺産のある知床へ。気になっている方や、これから訪れる方の参考になればうれしいです。
text&photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美