【The Chocolate Journal チョコレートレポート】
こんにちは。チョコレートジャーナリスト、ショコラコーディネーターの市川歩美です。
2022年4月13日に、森永鶴見工場(横浜市鶴見区)内に見学施設「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」をオープンしました。歴代チョコレートのパッケージが展示されているミュージアムや、森永の歴史にふれられるシアターがあり、鶴見工場では「小枝」の製造の一部を見学できます。
コロナ禍で延期に、4月にいよいよオープン
「森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)」は、2019年に完成したものの、コロナ禍でオープンが延期となっていました。
今年1月12日に一旦オープンしましたが、オミクロン株の感染拡大で10日でクローズ。晴れて、4月に開館の運びとなりました。
このミュージアムは、120周年記念事業として生まれたものです。
モリウムの意味は?
モリウムとは何か?
というと、モリナガとアリウムをあわせた言葉です。「MORINAGA + ARIUM(ラテン語語源:~の場所)」を組み合わせ、MORINAGAが、生み(UM)出す価値を体験してほしい、という意図があるそうです。
エントランス
エントランスではキョロちゃんがお出迎えしてくれます。
白を基調としたデザインは、近未来をイメージ。約120年の歴史がある森永製菓がこれからの未来をお客様とともに歩み、創造し色づけていくという意味を込められているそうです。
歴代のパッケージが見られる
歴代の商品パッケージがいろいろと展示されています。発売当初のパッケージなど、今までは社内の資料室にしかおいてなかったものを展示。
森永ならではの、ロングセラーチョコレートの、初代パッケージなどを見られる貴重で楽しい場となります。
シアター
森永製菓の歴史をはじめ、多くの商品の魅力を紹介する映像をシアターで楽しめます。迫力あるパノラマ映像です。
鶴見工場見学エリア紹介
鶴見工場では、一部、見学ができます。
見学専用通路から「小枝」や「ハイチュウミニ」の、製造の様子を見ることができます。見学コースは、見学者専用通路や見学者専用エレベーターを整備してリニューアル。
工場を見学し、さらに「森永エンゼルミュージアム MORIUM」を楽しめる場、ということになります。
モリウムの場所・アクセス・予約方法
見学は個人でもOK。
ただし、専用のWEBサイトから予約が必要です。
森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム)
神奈川県横浜市鶴見区下末吉2-1-1 森永製菓株式会社鶴見工場内
主な施設:1階 展示施設(商品展示、歴史展示)、売店 2階 ワークルーム
施設面積:総面積1,985㎡
休業日:土日祝日、工場休業日
見学対象:小学生以上(保護者同伴の場合も未就学児はご遠慮ください)
見学概要:所要時間約70分 完全予約制
予約方法:見学予約、詳細のご確認は、以下のWEBサイトから
https://www.morinaga.co.jp/factory/tsurumi/
お買い物できるショップでは、チョコレートなどの商品のほか、グッズも販売されています。
小枝ファンなら購入マストですね!
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(東洋経済オンライン text 市川歩美)
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text チョコレートジャーナリスト 市川歩美