こんにちは。チョコレートジャーナリスト、コーディネーターの市川歩美です。先日、私の好きなノリコショコラの「太陽ショコラ」をいただきました。ノリコさんのショコラは、ぶれることなく繊細。私好みです。
太陽ショコラとは
「太陽ショコラ」は、ノリコショコラの新しいアソートボックス。
〜頑張るあなたに365日エールをおくるショコラ〜
太陽によって花が育つように、これからのあなたを毎日を応援するショコラです。芽吹く前のシード(種)と口の中でホッと溶けるオーガニックチョコレートのガナッシュの相性を楽しんでください。
こんなふうにショコラティエの山崎則子さんからのメッセージが、記されていました。
ファンにはお馴染みの「新月ショコラ」「満月ショコラ」は月がテーマです。リラックスして、心が落ち着く、繊細な味わい。月のシリーズは、長年いただいてきています。「太陽ショコラ」もいいですね、元気をくれる気がするのです。
「太陽ショコラ」のボンボンショコラの説明
それぞれのショコラについて。
「まどろみ」
淡いピンクのショコラ。太陽の光に包まれた心地よい時間を表しています。
植物由来のチョコレート、ライムとミント、プチプチとしたバニラビーンズのガナッシュ。さわやかなミントの香りがすうっと。優しく爽やかなショコラです。
「あけぼの」
黄色い光がさしこむ、明るい朝の時間の表現しています。
体を目覚めさせる紅茶と蜂蜜を使っています。やわらかな紅茶のガナッシュとかぼちゃ・向日葵の種入りの蜂蜜のヌガーの2層仕立て。
「まひる」
オレンジの、明るい昼間の太陽を思わせるカラー。
パッと目覚め、躍動的に、そして活動的になれるようなパッションフルーツ、オレンジの酸味と香り。私たちを元気づけてくれる甘酸っぱいガナッシュです。
「ゆうべ」
茜色の夕焼けが綺麗なひとときをイメージ。
夕暮れにコーヒーで一休み、そしてアーモンドで栄養補給。味わうと落ち着きます。優しい甘みのアマレットを隠し味に使用しています。
「アース」
ノリコショコラのアイコンです。一つ一つ、山崎さんが手描きしているので、ひとつとして同じ「地球」がありません。菩提樹の花の蜂蜜が濃厚。カカオパルプも使われています。大地の恵みをイメージしています。(アースは、チョコレートボックスごとのテーマにあわせて味が毎回変わります)
ノリコショコラで整う
ノリコさんによるショコラを静かにゆっくり味わう時間。ゆっくりしていて、私を整えてくれている気がします。こういう気持ちにしてくれるチョコレートって、意外にもあまりないかも。
風味のバランスと繊細さが他にないです。よくメディアなどで私が表すんですが「水彩画」のよう。ハーブやハチミツ、フルーツなどをデリケートに組み合わせるノリコさん。これはもうセンスのよさ、ということなんだろうな、と私は感じています。
ショコラを通じて、味わう人にメッセージが届きます。パンフレットに書かれた内容から、味からそれが伝わってきます。イメージや思いが、手作業による技術で、しっかりとショコラになっています。
ノリコさんと、ノリコさんのアトリエ界隈で、しずかにランチしたりおしゃべりしたりすることが、時々あります。ファッション業界にいたノリコさん。ショコラの話だけでなく、ヘアスタイルやファッションの話にもなって、私はおしゃべりな人になっているかも。そして和んでいます。
太陽ショコラ(公式サイトから)
「花咲くショコラ」の話はまたこんど。
text & photo チョコレートジャーナリスト 市川歩美